やはりCLにもVARは必要か 指揮官らがロナウド退場劇について言及

ユヴェントスの指揮を執るアッレグリ監督 photo/Getty Images

「どう見ても普通の衝突だった」

ユヴェントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、チャンピオンズリーグで自身初の一発退場を命じられた。チームメイトや指揮官が、この件に関して言及している。

19日に行われたチャンピオンズリーグのグループステージ初戦で、バレンシアの本拠地へ乗り込んだユヴェントス。この一戦でもスタメンに名を連ねたロナウドは、前半半ばにDFムリージョと接触した際、倒れ込んだDFの頭を押さえつけるような仕草が見て取れた。ボールが直接関与していないところでの出来事だったため、主審は状況を把握できていなかったのか、ゴール横に配置された追加副審との協議の末に一発退場を命じた。なお、10人での戦いを強いられたユヴェントスだが、ミラレム・ピャニッチのPK弾2発で2-0の勝利を収めている。

試合後、伊『sky Sport』のインタビューに応じたユヴェントスDFレオナルド・ボヌッチはバレンシア戦を「僕たちは試合中に障害物に出くわしたが、素晴らしいチームであること証明して見せた」と振り返りつつ「僕が見る限り、どう見ても普通の衝突だった。最初にムリージョがロナウドに手を出し、これに彼が反応したんだ。でもこのような結果になった。僕らは全員があらゆる面でさらに強くなる必要がある。もちろん、ロナウドも怒っていたよ。レフェリーが見たものは正しくないからね。でも僕らはこの障害を乗り越えたよ」と述べている。
また、チームの指揮官を務めるマッシミリアーノ・アッレグリ監督も「あのレッドカードでチームの士気が上がった。今回の決断において、VARがあればレフェリーを助けられたと思う。これだけは言うことができる。このような出来事により、チャンピオンズリーグのような舞台で10人で戦うことになったしまったのは残念だ」とコメントし、VARの必要性を説いた。

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