「彼の退任は選手の責任」 アーセナル戦士が悔やむヴェンゲル退任

ヴェンゲルとメルテザッカー photo/Getty Images

結果さえ出ていれば状況は変わったか

昨季限りでアーセン・ヴェンゲルはアーセナルを離れたが、仮に今でもプレミアリーグで優勝争いを展開するような状況にあれば退任はもう少し先の話だったかもしれない。トップ4入りを逃していたこともサポーターの怒りを買った一因で、近年は退任を求める声が多く挙がっていた。

そのことに選手たちも心を痛めていたようだ。独『SPOX』によると、昨季で現役を引退したDFペア・メルザッカーは、自分たちの不甲斐ない戦いがヴェンゲル退任に繋がってしまったと責任を感じているところもあるようで、ヴェンゲルが退任を伝えてきた時のことを振り返っている。

「彼はミーティングルームに入ってきて、今季限りでやめることを決断したと僕たちに伝えたんだ。悲しい瞬間だったし、僕にもその一因があったように感じたからね。彼の退任は選手たちの問題でもある。僕たちは良い結果を掴むチャンスが何度もあったのだから。僕たちは失敗したんだ。彼はいつだって僕たちの前に立ってくれていたのにね」
今季からはウナイ・エメリが指揮を執っているが、戦力を見る限りトップ4入りはかなり難しいミッションに見える。そう考えるとヴェンゲル退任は選手だけの責任ではないだろうが、メルテザッカーは自分たちにも問題があったと悔いているようだ。

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