ビダル、マウコムも信頼されていない いつバルサはローテーションするのか

バルセロナを率いるバルベルデ photo/Getty Images

バルベルデの采配に注目

選手をどうローテーションさせていくのか。レアル・マドリードでジネディーヌ・ジダンが強力なBチームを作り上げたように、優秀な指揮官と呼ばれるようになるには主力を巧みに休ませる手腕も必要となる。現在バルセロナを指揮するエルネスト・バルベルデに求められているのは、まさにその能力だ。

リーガ・エスパニョーラも第4節まで消化し、バルセロナは4連勝と快調だ。しかし伊『Calciomercato』は、「まだバルベルデが新規加入組を信頼していない」と取り上げている。新規加入組とは、アルトゥール・メロ、アルトゥーロ・ビダル、クレマン・ラングレ、マウコムらのことだ。

同メディアによれば、これまでバルベルデはリーグ戦でビダルを51分、アルトゥール・メロを27分、ラングレを25分、マウコムを6分間しか起用していない。今夏の補強でベンチメンバーを豪華なものにできたはずなのだが、昨季もバルベルデはあまりローテーションしたがらなかった。それは今季も変わっていないのだ。
同メディアは、今週よりチャンピオンズリーグがスタートすることに注目している。バルセロナはトッテナム、インテル、PSVと同居する死の組にいる。バルベルデの傾向から見ると、この難敵揃いのチャンピオンズリーグでローテーションさせるか疑わしい。メロやマウコム、ラングレら若い選手には早い段階でチャンスを与えてバルセロナ流に馴染ませておきたいところだが、バルベルデは彼らをどう使っていくつもりなのか。リーグ戦最初の4試合の段階では、まだ新加入組は十分な経験を積めていない。

昨季はチャンピオンズリーグ準々決勝でローマ相手に逆転負けを喫したが、これも主力のガス欠が原因とも言われている。今季は特にバルベルデがローテーションさせるかどうかに注目が集まることになりそうだ。

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