G・ジェズス、フレッジ 元祖怪物ロナウド以降の『セレソン9番TOP10』

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ベンフィカでプレイするジョナス photo/Getty Images

ジエゴ・ソウザ photo/Getty Images

2002日韓ワールドカップで元祖怪物FWロナウドが大暴れして以降、ブラジル代表では頼れる9番の存在が欠けていた。チームを勝利に導く圧倒的な得点力を誇る選手が少なく、ストライカー不足に喘いできたのだ。ロシアワールドカップで9番を任されたマンチェスター・シティ所属のガブリエウ・ジェズスも、ワールドカップでは無得点と苦しんだ。

そこで英『Squawka』は、ロナウド以降最も優秀なセレソンの9番は誰だったのかランキング形式で発表。ワールドカップで9番を背負ったジェズスは何位なのか。

10位:ジョナス

代表キャップ数は12試合と多くないが、ジョナスは2016年のコパ・アメリカ・センテナリオで9番を背負った。しかしこの大会と言えばブラジルがグループステージ最終戦でペルー代表に敗れてまさかのグループステージ敗退に終わった悪夢の大会でもある。ジョナスはこの大会で無得点だった。

9位:ジエゴ・ソウザ



ストライカーではなくMFの選手だが、ジエゴ・ソウザも9番を背負った。欧州で活躍した経験はなく、代表キャップ数も7試合2ゴールと寂しい。同メディアはジョナスほど酷くはなかったと伝えているものの、両者の間にほとんど差はない。

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ジエゴ・タルデッリ photo/Getty Images

アレシャンドレ・パト photo/Getty Images

8位:ジエゴ・タルデッリ



中国の山東魯能でプレイするタルデッリは、コパ・アメリカ2015で9番を任された。しかし当時もスタメンを確保できていたわけではなく、途中出場のケースも多かった。この大会もブラジルはベスト8でパラグアイ代表にPK戦の末に敗れ、低迷ぶりを感じさせる大会となってしまった。

7位:アレシャンドレ・パト



ミランで大きな注目を集めたパトは、2011年のコパ・アメリカで9番を任された。当時21歳の若さだったが、グループステージ最終節のエクアドル代表戦では2得点を挙げる活躍を披露。こちらもベスト8で敗れてしまったのだが、ジエゴ・タルデッリらに比べればパトはまだ結果を出した方だろう。

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リカルド・オリベイラ(手前) photo/Getty Images

ヴァグネル・ラブ photo/Getty Images

6位:リカルド・オリベイラ



ブラジル国内のクラブやスペインのレアル・ベティスなどでもプレイしたオリベイラは、世界的なビッグネームとは言い難い。しかし代表で9番を背負ったこともあり、16試合5得点とまずまずの成績を残している。

5位:ヴァグネル・ラブ



CSKAモスクワで本田圭佑とチームメイトだったこともあるラブは、ド派手な髪型がトレードマークだった。そのラブはコパ・アメリカ2007で9番を任され、ベスト8のチリ代表戦では1得点の活躍を披露。絶対的な存在だったわけではないが、この大会でブラジルは優勝を果たしている。

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ガブリエウ・ジェズス photo/Getty Images

フレッジ photo/Getty Images

4位:ガブリエウ・ジェズス



ここでジェズスの登場だ。ロシアワールドカップ本大会は残念だったが、南米予選の方では7得点を挙げる活躍を披露。これまでの9番と違って守備面での貢献度も高く評価されており、この順位となった。ジェズスの存在もブラジルがロシアワールドカップで優勝候補に挙げられる理由だったのだが、本大会の結果を考えるとやや物足りないか。

3位:フレッジ



2014ブラジルワールドカップで9番を背負ったフレッジは、決して派手な選手ではない。あくまで当時もネイマールが主役だったが、フレッジは経験ある選手として最前線を任されてきた。準決勝のドイツ代表戦は残念だったが、フレッジは大会で得点も決めている。またその前年のコンフェデレーションズカップでは5得点を記録して得点王を獲得。代表では39試合18得点と強いインパクトを残している。

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ルイス・ファビアーノ photo/Getty Images

アドリアーノ photo/Getty Images

2位:ルイス・ファビアーノ



セビージャで活躍したルイス・ファビアーノは、近年のブラジル代表ではかなり得点を期待できたストライカーだ。抜群のテクニックがあるわけではないが、ゴール前での嗅覚は抜群に優れていた。2009年のコンフェデレーションズカップでは5得点を記録して得点王に輝き、チームの優勝に貢献。2010南アフリカワールドカップでも3得点を記録した。

1位:アドリアーノ



そして1位に選ばれたのは重戦車・アドリアーノだ。アドリアーノは2006ドイツワールドカップでもプレイし、ロナウド、ロナウジーニョ、カカーらで構成する攻撃陣は大きな注目を集めた。2005年のコンフェデレーションズカップでは9番を着用して得点王を獲得しており、やはり能力は抜群だった。そのインパクトを考えても元祖怪物ロナウドの後継者に最もふさわしい選手だったと言えるのではないだろうか。残念ながら私生活の乱れもあって理想的なキャリアとはならなかったが、代表で48試合27得点の数字は見事だ。


こう見ると、コンフェデレーションズカップでブラジルの9番が躍動している。アドリアーノ、ルイス・ファビアーノ、フレッジの3人は2005年大会からのコンフェデレーションズカップ3連覇に得点王という形で貢献している。ワールドカップで同様の働きができれば言うことなしなのだが、ワールドカップ制覇に導くストライカーはロナウド以降出てきていない。

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