ロシアW杯”MVP男”がスタメン入れない!? レアルの中盤ポジション争いが凄いぞ

レアルのモドリッチ photo/Getty Images

[4-3-3]なら争い激しく

ロシアワールドカップでクロアチア代表を決勝へ導き、大会MVPにも選ばれたMFルカ・モドリッチ。クロアチア代表においての存在感は抜群だったが、所属するレアル・マドリードでは少々厄介なポジション争いに巻き込まれている。

スペイン『MARCA』は「モドリッチは彼のポジションを奪い返す必要がある」と伝えているが、フレン・ロペテギ率いるレアルでは中盤のポジション争いが非常に激しいのだ。ロペテギは[4-3-3]のシステムを好んで使用することが多く、中盤で起用できるのは3選手だ。開幕節のヘタフェ戦ではトニ・クロース、イスコ、そして若いダニ・セバージョスが先発している。

セバージョスよりはモドリッチの方が序列は上だが、まだ守備的な仕事をこなすカゼミロが控えている。ロペテギはスペイン代表監督時代からイスコを高く評価しており、イスコとクロースをスタメン当確とするならモドリッチはカゼミロと第3のポジションを争うことになる。
ジネディーヌ・ジダンが指揮を執っていた昨季は、中盤でカゼミロ、クロース、モドリッチ、イスコの4人を起用する[4-4-2]を選ぶケースも多かった。前線をクリスティアーノ・ロナウドとカリム・ベンゼマの2トップにしていたからだ。しかしロペテギはベンゼマ、ガレス・ベイル、マルコ・アセンシオの3枚で前線を構成しようとしている。そのために中盤の枚数が減り、ポジション競争が増してきている。

モドリッチは今夏にインテル移籍説が騒がれ、インテル側は冬にも動くと言われている。モドリッチも32歳とベテランの領域に入ってきているが、レアルはワールドカップMVP男をどうするつもりなのか。

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