W杯初出場のパナマ、新たな歴史を切り拓いたベテランDFが現役引退へ

イングランド戦でパナマにW杯初得点をもたらしたバロイ(左)。チームメイトと喜びを分かち合う photo/Getty Images

チュニジア戦が「最後の試合になる」

始まりがあれば、終わりもある。今夏のロシア大会でW杯初出場を果たしたパナマを長きに渡りけん引し、同国のサッカー史に新たな1ページを刻んだ37歳が、大会終了後にスパイクを脱ぐようだ。

18日のベルギー戦では0-3、24日のイングランド戦では1-6の完敗を喫し、すでにGL敗退が決まってしまったパナマ。初めてのW杯は非常に厳しいものとなっているが、ベルギーを相手に前半を無失点に抑えたり、イングランドに一矢報いたりと、爪痕は残している。

そして、パナマはW杯初白星をかけて、28日にチュニジアと激突する。イングランド戦で母国に初得点をもたらしたフェリペ・バロイは記者会見に出席し、「出場するかわからないけど、私にとって間違いなく代表での最後の試合になるだろう」とコメント。スペイン『as』などが伝えた。
さらに、バロイはプロキャリアに終止符を打つことも考えているようで「私はサッカーに関わり続けたい。少し休憩するつもりだが、私にはいくつか計画があって、コーチや指導者になるために勉強したいと思っている。これは今のうちにやっておかなければならないことなんだ。未来のために、選手が持っていないような知識を得たいね」と明かしている。はたして、バロイはチュニジアとの最終戦で有終の美を飾ることができるのか。
 

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