自身初のW杯に挑むローズ、家族の“現地観戦”を望まず 一体なぜ?

家族の身を案じたローズ photo/Getty Images

「家族の安全を心配したくはない」

ロシアW杯の最終メンバーに名を連ねたDFダニー・ローズ(イングランド代表)。自身初のW杯出場がかかる同選手だが、ある発言が話題を呼んでいる。

同選手は自身の家族に対し、ロシアに赴かないよう懇願。同地で家族が人種差別に遭うことを懸念している。英『Daily Mail』が伝えた。

「家族には言ってあるんだ。ロシアには来てほしくないと。(ロシアでは)人種差別がはびこっているし、何が起こるか分からないからね。試合の準備をしている時に、家族の安全を心配したくはないんだ。僕の身に何が起きようと構わない。きっと正しい方法で対処できる。父さんは僕の話を聞いて動揺していたよ。W杯で息子の姿を見れるのは、これで最後になるかもしれないからね。(父親のリアクションを耳にして)僕は感情的になったし、悲しかった。でも、どういうわけかロシアはW杯の開催権を手に入れた。これが現実だし、(この現実を)乗り越えなければならない」
2012年に行われたU-21欧州選手権の予選(U-21セルビア代表戦)で人種差別の被害に遭うなど、辛い過去を持つローズ。人種差別の廃絶にむけて様々な取り組みがなされているが、その道のりは険しいようだ。

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