天才司令塔にセネガルの暴れん坊も W杯でブレイクしてビッグクラブへ向かった5選手

セネガル代表で活躍したディウフ photo/Getty Images

W杯は最高のアピールの場

ロシアワールドカップが迫っているが、選手にとってワールドカップはビッグクラブにアピールする絶好の機会となる。ワールドカップまで無名に近かった選手でも、ラッキーボーイ的活躍を披露したことから強豪クラブの関心を惹きつけることもある。

英『Daily Mirror』は過去のワールドカップで知名度を高めた選手たちを特集しており、ロシアの地でNewヒーローが出てこないか楽しみにしている。

1.メスト・エジル
今でこそエジルは世界屈指のチャンスメイカーだが、2010南アフリカ大会に出場した際はブレーメンに所属する選手だった。エジルは南アフリカの地で確かな能力を披露し、複数クラブが関心を示した。最終的に引き抜いたのはレアル・マドリードで、エジルはこの大会を機に世界的な知名度を誇る選手となった。

2.ジウベルト・シウバ

ジウベルト・シウバといえばアーセナルで無敗優勝にも貢献した名手で、ブレイクのきっかけとなったのが2002日韓ワールドカップだ。ここでブラジル代表の優勝に貢献し、母国のアトレティコ・ミネイロからアーセナルへ移籍した。ブラジル代表ではロナウド、リバウド、ロナウジーニョらにスポットが当たり、アーセナルでもティエリ・アンリやパトリック・ヴィエラらが主役だったが、ジウベルト・シウバの存在感は絶大だったと同メディアは称えている。

3.ヤープ・スタム

当時オランダのPSVでプレイしていたスタムは、オランダ代表の一員として1998フランス大会に出場。そこでチームのベスト4に貢献し、マンチェスター・ユナイテッドが獲得に動いた。3位決定戦のクロアチア代表戦の日にマンU移籍が決まったとされており、結果的にマンUがスタムを引き抜いたのは大正解だった。

4.エル・ハジ・ディウフ

上記の3名が成功例とするなら、ディウフは失敗例だ。2002年大会でセネガル代表の中心メンバーとして大ブレイクしたディウフは、大会前にリヴァプールへの移籍が決まっていた。当然リヴァプールでもセネガル代表と同じ活躍が期待されたが、全くの期待外れに。今でもスティーブン・ジェラードやジェイミー・キャラガーらと犬猿の仲にあるのは有名な話だ。

5.クレベルソン

ジウベルト・シウバと同じく日韓大会でブラジルの優勝に貢献したクレベルソンは、元マンUの名将アレックス・ファーガソン氏から目をつけられた。2003年にアトレティコ・パラナエンセからマンUに移籍することになったが、2年間で出場は20試合のみ。同メディアはファーガソン氏の数少ない補強ミスの1つと切り捨てている。


全てが成功というわけにはいかないが、ワールドカップで活躍すれば一気にビッグクラブ行きのチャンスを掴める例は多い。無名の選手にとっては絶好のアピール機会となるはずで、ロシア大会でも飛躍的に評価を高める選手が出てくるだろう。そうしたNewヒーローの誕生も大会を大いに盛り上げてくれる要素の1つだ。


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