「メッシはマラドーナを超えられない」 元アルゼンチン代表の点取り屋が比較

南アフリカW杯で師弟関係を結んだメッシ(右)とマラドーナ(左) photo/Getty Images

「ディエゴのカリスマ性はメッシのそれとは違う」

2004年よりバルセロナのトップチームに在籍しているFWリオネル・メッシ。同クラブにあまたのタイトルをもたらしてきたスーパースターだが、アルゼンチン代表選手としてW杯やコパ・アメリカ(南米選手権)を制したことはない。

ロシアW杯での優勝が期待されるなか、かつて同国代表のFWとして活躍したガブリエル・バティストゥータ氏がメッシについて言及。同国代表のW杯制覇に貢献したディエゴ・マラドーナ氏を引き合いに出し、代表選手としての功績という面でメッシがマラドーナに劣っているとの見解を示した。スペイン紙『MUNDO DEPORTIVO』が伝えている。

「技術面だけを見ればメッシはディエゴと同等、もしくは上回るかもしれないが、それでもディエゴを超えることはできない。ディエゴはサッカー界のみならず、様々な場面でアルゼンチンを代表している。アルゼンチンにW杯のタイトルをもたらし、国民を喜ばせたのも彼だ。僕にとって彼は最も偉大な選手だよ。ディエゴは非凡な才能を持つファンタジスタだったし、彼の持つカリスマ性はメッシのそれとは違うんだ。僕は彼と共にプレイしていたから、彼がどれほどチームに決定的な影響を与えていたかを証言できる。彼はスタジアム全体を支配していたし、誰もが彼のプレイに目を奪われていた。ディエゴと僕の生活スタイルは真逆だし、彼の普段の振る舞いについて賛同しかねる部分もあるけれど、それでも彼が僕にとって偉大な選手であることに変わりはない」
メッシは2014年のブラジルW杯、及び2015年と2016年のコパ・アメリカで決勝の舞台にたどり着いているが、いずれも準優勝に終わっている。バティストゥータ氏の評価を覆すためにも、ロシアW杯でチームメイトを鼓舞し、同国代表にタイトルをもたらしたいところだろう。




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