チェルシーのレンタル移籍も悪くない 今夏復帰のDFは「すぐ見捨てるとか言うけど……」

今夏復帰したクリステンセン photo/Getty Images

レンタルへの悪い印象に反論

チェルシーといえば、若手の有望株を次々とレンタル移籍させるクラブとして有名だ。結果的にロメル・ルカクやライアン・バートランドのように完全移籍させてから後悔するケースもあり、レンタルに出し続けるやり方には疑問の声もある。すでに今夏もドミニク・ソランケやネイサン・アケ、ナサニエル・チャロバーを完全移籍で放出しており、さらにクルト・ズマやルーベン・ロフタス・チークもレンタル移籍する事が決まっている。

レンタルに出された選手が再びトップチームに戻ってくる機会はほとんどないが、今夏ボルシアMGからチェルシーにレンタルバックしたDFアンドレアス・クリステンセンは、チェルシーのローンシステムもそんなに悪いものではないと語っている。

クリステンセンは2015年夏にボルシアMGにレンタル移籍し、そこから2シーズンの間ドイツでプレイした。そこでの活躍が認められて今夏チェルシーに復帰することとなったが、クリステンセンはレンタルに出ていたことが成長に繋がったと振り返っている。英『Daily Mirror』が伝えた。
「僕の2年間はパーフェクトなステップだったよ。プレイタイムを確保できて、最初から正しいと感じた。クラブは絶えずコンタクトを取ってくれるんだ。人々はチェルシーがすぐ若手を見捨てるとか言うけど、それは真実ではないよ。僕のところには数回ローンテクニカルコーチのエディー・ニュートン、それにパウロ・フェレイラも来てくれて、素晴らしい仕事をしてくれた。彼らは僕にゲームのビデオを送ってきて、改善すべきポイントを伝えるんだ」

よくチェルシーではレンタルに出している選手が多すぎて、クラブも誰がどこにいるのか把握していないのではないかと皮肉を込めて指摘されることがある。しかしクリステンセンはそうした噂が間違いだと主張しており、レンタル移籍してからもクラブが常にチェックしてくれていたことを強調している。クリステンセンのようにレンタルバックできる選手は多くないが、確実にチャンスはあるということなのだろう。

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