打倒ユヴェントス ローマの選手が語るスクデットへのカギ「昨季は彼らに近づいた」

ローマのジェコ photo/Getty Images

格下との対戦がポイント

2011-12シーズンからセリエAを制覇し続けているユヴェントスは、これまでイタリア国内では敵なしといったイメージだった。ローマやナポリなど追いかける側にとっては歯がゆい状況が続いていたが、2017-18シーズンこそチャンスがあるのではないかとの期待感も広がりつつある。

その理由が主力の流出だ。ユヴェントスは今夏に最終ラインからダニエウ・アウベスとレオナルド・ボヌッチが退団しているが、この穴を埋めるのは容易ではない。ローマやナポリとしてはチャンスといったところか。

ローマやナポリがリーグ戦を制するうえで重要なのは格下相手の取りこぼしを避けることだ。伊『TuttoSport』によると、ローマFWエディン・ジェコも「昨季は僕たちにとって良いシーズンだった。僕たちは彼らに非常に近づいたけど、スモールチーム相手にポイントを落としたのが響いたね」と語っており、取りこぼしを減らすことがユヴェントスを捉える条件となる。
同じことをローマDFエメルソン・パルミエリも感じているようで、同選手は「今季は以前よりハードに戦わないといけない。なぜなら全ての勝ち点が重要だからね。僕たちは昨季格下相手にポイントを落とした代償を支払うことになった」とコメントしている。

2015-16、2016-17シーズンともユヴェントスは勝ち点91でフィニッシュしている。一方でローマは80から87に伸ばし、ナポリも82から86に勝ち点を伸ばしている。ユヴェントスが優勝候補筆頭なのは間違いないが、アウベスとボヌッチが去ったユヴェントスも絶対的な存在とは言い切れない。チャンスはあるはずだが、ユヴェントスの支配を終わらせることはできるか。

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