バルセロナはいつでもチャンピオンズリーグの優勝候補であり、抱えているタレントは一流選手ばかり。サッカーファンの間ではそういったイメージがある。実際リオネル・メッシやネイマールなどワールドクラスのタレントが揃っており、真っ向から彼らとぶつかり合えるチームは多くない。しかし、中にはバルセロナでプレイするだけの実力があるのか疑わしく思える選手もいる。
元リヴァプールMFのスティーブン・ジェラード氏が批判したのはDFジェレミー・マテューだ。マテューは11日のチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのユヴェントス戦に左サイドバックで先発出場したが、特別な仕事をこなすこともなく前半だけで下がっている。バルセロナを率いるルイス・エンリケとしては右サイドのファン・クアドラードを抑える役割をしてほしかったのかもしれないが、それをするにはマテューではスピードが不足している。
英『Squawka』によれば、マテューはこの試合でタックルとインターセプトの成功数は0となっている。ジェラード氏もマテューには厳しい批判をしており、「彼の前半45分間は悪夢だった。我々は彼がなぜバルセロナのユニフォームを着ているのか奇妙に感じている。彼はそこから遠く離れているよ」とコメント。マテューはバルセロナでプレイするにふさわしくない選手と捉えているようだ。
これでバルセロナは1回戦のPSG戦に続いて1stレグで大量失点を喫して敗れてしまった。DF陣だけの責任とは言えないが、守備に問題があるのは明らかだ。マテューもその不安定な守備陣の1人であり、ジェラード氏はそのパフォーマンスに納得していないようだ。