チェルシー指揮官が11連勝のきっかけとなった試合を振り返る「あれで昨シーズンとのけじめがついた」

「自分も、選手たちも変わった」

「自分も、選手たちも変わった」

柔軟な采配でチームを大型連勝に導いている photo/Getty Images

17日に行われたイングランド・プレミアリーグ第17節でクリスタル・パレスに勝利し、リーグ戦11連勝を飾ったチェルシー。大不振に喘いだ昨季とは打って変わって連勝を重ねている同クラブだが、アントニオ・コンテ監督がチームに変化をもたらすきっかけとなった試合について振り返った。
同監督はクラブ公式ホームページのコメントで、第5節リヴァプール戦と第6節アーセナル戦での連敗が、同クラブにとってターニングポイントとなったことを明かした。

「あの連敗で、クラブの何かが変わったんだ。自分も、選手たちもね。あれで昨シーズンとのけじめがついた感じがするよ。自分たちにフィットするフォーメーションも見つかったしね。まだまだ改善点が残されているし、戦術面やフィジカル面でも同じことが言える。ただ、あのような完敗の後で、チームの調子が上向いたことは嬉しいね。私は勝利に飢えているんだ。あの連敗は必然の結果だったけど、自分にとって受け入れられるものではなかった。だからこそピッチ内外で正しい変革が必要だったし、昨シーズンは本来の姿ではなかったからね」

また、同監督はアーセナル戦の後半に施した布陣変更についても言及した。

「実はリヴァプール戦の前から布陣変更を検討していて、アーセナル戦のキックオフの段階で採用するつもりだったんだ。結局は試合の途中で3バックにしたんだけどね。何もかも一度に変えるのは簡単じゃないよ。本来は時間をかけてやるべきだからね。でも、リヴァプール戦の前から変更の意図はあったし、あとはタイミングの問題だった。4バックがスタンダードだっただけに、普通は大きな変更なんてしたくないけどね」

選手個々の適性を辛抱強く見極め、最適解の布陣を編み出したコンテ監督。同監督の柔軟な思考が選手一人ひとりを輝かせ、大型連勝に導いていると言っても、過言ではないだろう。

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