かつてイングランド代表を指揮してワールドカップを戦った経験を持つファビオ・カペッロ氏は、今のイングランド代表の実力ならばメジャートーナメントを制することができると考えている。しかし英『Daily Mail』によると、同氏はイングランドがメジャートーナメントで成功を収めるには改善すべき点がいくつかあると語り、考え方を変えない限り成功を収めるのは難しいと忠告した。
「彼らが大きな大会で成功を収められない理由は主に3つある。1つは言い訳する文化、2つ目は疲労、3つ目はイングランド代表のユニフォームを着る重圧だ。それは彼らに重くのしかかっている。言い訳の文化はイングランドのフットボール独特のものだ。イングランドの選手たちは才能を持っているが、彼らは考え方を変えないといけないよ」
現在のイングランド代表はハリー・ケイン、デル・アリ、ジョン・ストーンズなど中堅クラブで成長を遂げている若手選手が数多く揃っている。彼らの若さ はEURO2016予選を全勝で突破する勢いに繋がったが、本大会で頂点に上り詰めるには同氏の言葉通り考え方を変える必要があるのかもしれない。
これからイングランド代表は27日にドイツ代表、30日にオランダ代表と親善試合を行うことになっており、この強豪2チームとの対戦で自分たちの本当の実力が分かってくるだろう。まずはその結果に真摯な姿勢で向き合う必要がありそうだ。