チェルシー移籍が間近に迫るブラジル代表FWアレシャンドレ・パト(26)だが、この補強に異を唱える人物もいる。昨年2月にQPRの監督を辞任したハリー・レドナップ氏(67)のコメントを英『EXPRESS』が伝えた。
「私がチェルシーのファンならパトとの契約にそれほど興奮しないだろうね。彼らにはすでにウィリアン、オスカル、エデン・アザールがいるのに、パトはどこでプレイするんだ? チェルシーには彼と似たような選手が4、5人は在籍している。私にはパトがどこでプレイするのか見えないな」
レドナップ氏はそう話し、契約が目前に迫ったパトについて、ポジションや役割が被る選手が多いと指摘し、否定的な見解を述べた。今月27日にロンドンに降り立ったコリンチャンスFWは、メディカルチェックを受けた後に正式に加入が発表される見込みだ。
チェルシーの動きに批判的な見方を示したレドナップ氏だが、パト個人には一定度の評価をしているようだ。同氏は昨シーズンの冬に契約を望みつつも断念したことを明かした。
「私は去年の今ごろQPRでパトにオファーを提示していたが、獲得することを止めたよ。なぜなら我々が必要としていたときに来てくれなかったからね。私がトッテナムを率いていたときにACミランでの彼と対戦したことがある。だがそれからフェードアウトし、ブラジルに帰っていたようだ。少しばかりストークのボージャンに似ている気がするよ」