日程に不満を持つ1年目のクロップに20年目のヴェンゲルが檄「文句は通用しない」

新参者と大先生の一戦が迫る

先日プレミアリーグの日程が厳しすぎると不満を口にした新参者のユルゲン・クロップを、アーセナルで20年指揮を執る大先生アーセン・ヴェンゲルはどう思っているのだろうか。2人の指揮官は13日に直接対決を迎えるが、対戦を前にヴェンゲルはクロップの不満について自身の見解を述べた。

英『デイリー・メール』によると、ヴェンゲルは文句を言っている場合ではない、プレミアリーグのスケジュールを乗り越えろと檄を飛ばしている。

「私も初めてきた時はそうだったが、プレミアリーグの環境に適応しないといけないよ。特にドイツは長い冬休みがあるから、驚くだろうね。私もイングランドのフットボールの伝統を失わないのであれば、クリスマスや1月にオフ期間を作るべきだと思う。でも、今のプレミアリーグのチームは昔とは違うよ。今は25人程度の優秀な選手を揃える財力があるし、試合数が多くても大丈夫だと思う。それだけ選手を揃えればローテーションだってできるし、試合が多いとかいう文句は通用しないよ。すべての試合を13人でやっているわけじゃないだろう?」
クロップはサッカー界でも屈指のハードワークを好む指揮官で、そのスタイルで過密日程のプレミアリーグを乗り越えるのは難しいと言われている。実際、フェリペ・コウチーニョやディボック・オリギら負傷者も出ており、その多くが筋肉系の故障であることも見逃せない。それでもヴェンゲルが言うように、クロップは適応していかなければならない。そのためにも、サポーターとクラブは2,3年はクロップを信頼するべきだろう。

ドイツでのスタイルからイングランド仕様のスタイルへとクロップが転換できた時、彼はさらに名将としての地位を高めることになるはずだ。

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