デパイ+ルーニー=マルシャル!? マルシャルはサイドと中央どちらで起用すべきか

突破力と決定力で二人を上回るマルシャル

アントニー・マルシャルが二人いれば……と思うマンチェスター・ユナイテッドサポーターもいるのではないか。加入当初はセンターフォワードを担当することが多かったマルシャルは、メンフィス・デパイの不調と共にポジションを左サイドに移している。左サイドから相手DF陣を脅かす積極性を見せているマルシャルだが、今度は1トップのウェイン・ルーニーがなかなか得点を奪わないため、サポーターの中にはマルシャルをセンターフォワードで起用した方が良いのではないかと考える人もいる。

英メディア『スカイ・スポーツ』によると、マルシャルは今季のプレミアリーグで最もドリブルを仕掛けている選手だ。マルシャルは1試合に7.8回のドリブルを仕掛けており、7.6回のスウォンジーMFジェフェルソン・モンテーロ、クリスタル・パレスFWウィルフリード・ザハを上回る。そのドリブルもタッチが細かく、DFが足を出すタイミングを掴みづらい嫌なドリブルを仕掛けている。マンチェスター・ダービーでもマルシャルが最もゴールを感じさせるプレイを見せており、同メディアもマルシャルのドリブルで右サイドバックだけでなく、センターバックの選手もカバーに出てくる必要があったと評価した。

しかし、本来この作業はデパイが行うべきものだ。デパイの本職はウイングで、カットインからのシュートというパターンを持っている。しかしドリブルの質でもマルシャルに劣る部分があり、ファン・ハール監督も信頼できていない。
また、同メディアによると今季のルーニーはボランチやインサイドハーフを担当するバスティアン・シュバインシュタイガーよりもドリブルの成功回数が少なくなっている。中盤のシュバインシュタイガーの方がリスクを冒しているのはFWとして問題だろう。元イングランド代表のガリー・ネビル氏も安全なプレイを選んでいるルーニーはまったく怖くないと語っており、ここでもルーニーよりマルシャルをセンターフォワードに置いた方が良いとの意見が出ている。

マルシャルは今季リーグ戦で8本のシュートを打って3ゴールを決めており、突破力と決定力の両面でデパイとルーニーより優れている。果たしてマルシャルのベストポジション を巡る問題はどうやって解決すれば良いのだろうか。

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