バルサ加入のデンべレ、移籍にむけた練習ボイコットを正当化

強引な手法が問題視されたデンべレ photo/Getty Images

「ボイコットをしなければ後悔したと思う」

今夏にドルトムントからバルセロナへの移籍を果たしたMFウスマン・デンべレ。自身の夢である同クラブ入団を実現させた同選手だが、クラブ間の交渉が停滞した途端にドルトムントの練習を無断欠席するなど、強引な手法が問題視された。

こうした状況のなか、同選手が練習のボイコットに及んだ経緯を説明。3日付けの独『Kicker』(ドイツ語版)で同選手のコメントが紹介されたほか、「デンべレはボイコットに及んだことへの謝罪ではなく、自身の行動を正当化するコメントを発した」という見解が同紙で示された。

「クラブ間の交渉が難航していたけれど、僕自身は落ち着いていた。我慢が必要なのは分かっていたけれど、僕はあえてトレーニングに行かないと決めたんだ。あの時強引な手を使っていなければ、今頃後悔していたかもね。今回、幸運にもバルセロナは僕に興味を示してくれたし、チャンスを逃がすようなことはしたくなかったんだ」
パリ・サンジェルマンに移籍したネイマールに代わり、バルセロナで11番を背負うことが決定したデンべレ。「良いチームで1シーズンを過ごせた」とドルトムントへの感謝の気持ちを口にした同選手だが、練習のボイコットに伴うマイナスイメージはついて回るだろう。キャリアの岐路に立たされた同選手の今後の奮闘に注目が集まる。

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