38歳近づくベンゼマはまだフランス代表でプレイ出来るか 本人は2026W杯に興味も「誰もがあの大会でプレイしたいと思っている」

アル・イテハドでプレイするベンゼマ photo/Getty Images

今のフランス攻撃陣は超豪華だが……

フランス代表の前線にはトップレベルの選手が揃っているが、2026W杯へまだ代表で戦いたいとの意思を示したのがFWカリム・ベンゼマだ。

サウジアラビアのアル・イテハドでプレイするベンゼマは間もなく38歳の誕生日を迎えようとしている大ベテランで、代表での最後のプレイは2022年のことだ。今のところベンゼマはフランス代表の構想に入っていないが、ベンゼマ自身はW杯へ気持ちの準備があるようだ。

「W杯でプレイしたくない選手がいると思うかい?誰もがあの大会でプレイしたいと思っている。もしフランス代表から求められて、NOと言うなら僕は嘘つきだね」(『L’Equipe』より)。

ただ、今のフランスではキリアン・ムバッペがセンターフォワードの1番手だ。他にはマルクス・テュラム、ランダル・コロ・ムアニ、ジャン・フィリップ・マテタも控え、ウスマン・デンベレを中央で起用することもできる。現状センターフォワードのピースには困っていない。

仏『Foot Mercato』もベンゼマの代表復帰案には否定的で、同メディアがおこなったアンケートでも62%のユーザーがベンゼマは代表に不要と答えている。

しかし、W杯へ負傷者が出る可能性はある。インテルのテュラム、パリ・サンジェルマンのデンベレは怪我がちで、トッテナムのコロ・ムアニはまだ100%フィットしているわけではない。クリスタル・パレスで好調のマテタも今のペースを維持することが代表入りへの条件だ。

ベンゼマは所属するアル・イテハドで結果を出しており、今季は12試合で11ゴールを記録。アル・イテハドでの通算成績は74戦49ゴール17アシストと見事だ。

チームメイトの元ブラジル代表MFファビーニョも「彼は非常に高いレベルでプレイしている。今なおフランス最高の9番だと思うね。カリムは非常に強く、得点とチャンスメイクの両方で違いを生み出している。それがカリムなんだ。彼は今もトレーニングから僕たちを驚かせている。ここでは暑さの問題もあるけど、彼は全く気にしていない。懸命に取り組んでいるよ」と称賛する。

前線に負傷者が出た場合には、ベンゼマも候補者となってくるかもしれない。前線でのポストプレイなど、エースのムバッペとは異なる特性を備えているのは確かで、今でもW杯のレベルでプレイ出来る選手ではあるだろう。



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