昨季大ブレイクのスケリーがピンチ アーセナルで出番確保しなければイングランド代表入りは厳しくなるとトゥヘルも警告

アーセナルでプレイするスケリー photo/Getty Images

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イングランド代表にとっては楽しみな左SB候補だが……

現在のイングランド代表は新・黄金世代と言われるほどのタレント集団だが、やや手薄なポジションとして左サイドバックが挙げられる。まだ左サイドバックでは絶対的な選手が存在せず、2026ワールドカップへ1番手を探している最中だ。

そんなイングランド代表にとって大きな収穫となったのがアーセナルDFマイルズ・ルイス・スケリーのブレイクだ。19歳になったばかりのスケリーは昨季に左サイドバックとしてブレイクし、代表監督トーマス・トゥヘルはすぐにA代表へ招集。スケリーは早くも2026ワールドカップ欧州予選の戦いを経験している。

しかし、現在はアーセナルで出番が限られている。昨季負傷がちだったリッカルド・カラフィオーリが復帰し、左サイドバックはカラフィオーリが1番手となっているのだ。今季のスケリーはプレミアリーグで先発のゲームがなく、出場は僅か68分に留まる。
英『Independent』によると、トゥヘルはこの状況に危ないと警告を発している。今月の代表メンバーにも変わらずスケリーを招集しているものの、クラブで結果を出すことが先決との考えだ。

「彼にとっては問題になるかもしれないね。代表合宿で上手くやるだけでは、1年を通して十分でないだろう。クラブシーンで定期的に活躍しておかなければならない。これまでの代表合宿で彼は評価されてきたし、今回はその報酬を得たと言える。しかし覚えていると思うが、先月のセルビア戦で彼はベンチメンバーから漏れている。それでもチームの一員としての彼の振る舞いは傑出していたし、トレーニングに臨む姿勢、味方を鼓舞する姿は見事だった。彼は今回の決定、つまり同じメンバーで継続するとの恩恵を受けた選手の1人だが、来月は(アーセナルでの)パフォーマンスがカギになってくるよ」

現状アーセナルでカラフィオーリからポジションを奪い返すのは難しい。国内カップ戦などチャンスを1つ1つ活かしていくしかないだろう。

左サイドバックでは、トッテナムの快速DFジェド・スペンスも伸びている。アーセナルで出番を確保できない状況が続くなら、スケリーはイングランド代表左サイドバック1番手争いから脱落となるだろう。



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