FC東京はダービーに続いて多摩川クラシコも勝利 鹿島は浦和に勝利で首位浮上  J1第30節まとめ

第30節が行われた photo/Getty Images

裏天王山は横浜FCに軍配

2025明治安田J1リーグ第30節の8試合が20日に行われた。

先日の東京ダービーで勝利したFC東京。続くは相性の悪い川崎フロンターレとの“多摩川クラシコ”を迎えた。試合は序盤から拮抗した展開となる中、23分にFC東京が先制。右サイドからのFW長倉幹樹が右足でクロスを上げると、エリア中央のMF遠藤渓太がヘディングで合わせネットを揺らす。2023年国立競技場で開催された試合以来、5試合ぶりの得点となった。1点ビハインドの川崎はFWエリソンやFWラザル・ロマニッチ、MF伊藤達哉などを中心に攻撃に出るも、なかなかFC東京の守備陣に苦戦し得点を奪えない。時間が過ぎていき後半アディショナルタイム、DF三浦颯太の左足クロスからゴール前にこぼれたボールをMF脇坂泰斗が押し込む。しかしこれはVARの結果オフサイド判定。得点が認められず試合はそのまま終了し、FC東京が1-0で勝利。“東京ダービー”に続いて2連勝を果たした。

首位を追いかける2位鹿島アントラーズと勝ち点47で8位の浦和レッズ。埼玉スタジアムで行われた一戦は、序盤の15分に相手のミスから鹿島が先制する。GK西川周作のパスミスで正面にいたFW鈴木優磨が先んじてシュート。無人のゴールに流し込み鹿島が先制する。先制された浦和は以降は攻める時間が続くも、鹿島の前線からのプレッシング、守備陣に苦しみなかなか得点を奪えない。浦和は後半にFWイサーク・キーセ・テリン、MF中島翔哉、MF関根貴大らを投入し流れを変えようとするも、結果的に鹿島がその先制点を守り切り試合終了。2022年から計7試合連続で引き分けが続いていた両者の対決も8試合ぶりに決着がつき、鹿島が貴重な勝ち点3を手に入れた。

そのほか、首位京都サンガF.C.は清水エスパルスに0−1で敗戦。鹿島が勝利したことで2位に下がった。19位横浜FCと最下位アルビレックス新潟の“裏天王山”はFWアダイウトンのゴールで横浜FCが勝利。17位横浜F・マリノスはFWディーン・デイビッドとDF角田涼太朗の2ギーるでアビスパ福岡に2−0で勝利した。

【第30節試合結果】

8月20日(水)
FC町田ゼルビア 3-1 ガンバ大阪
サンフレッチェ広島 0-1 ヴィッセル神戸

9月20日(土)
川崎フロンターレ 0-1 FC東京
浦和レッズ 0-1 鹿島アントラーズ
京都サンガF.C. 0-1 清水エスパルス
横浜FC 1-0 アルビレックス新潟
横浜F・マリノス 2-0 アビスパ福岡
名古屋グランパス 3-1 湘南ベルマーレ
東京ヴェルディ 4-2 ファジアーノ岡山
セレッソ大阪 1-1 柏レイソル

【順位】

1位 鹿島(58/+18)
2位 京都(55/+21)
3位 柏(55/+14)
4位 神戸(54/+11)
5位 町田(51/+14)
6位 広島(51/+14)
7位 川崎F(48/+14)
8位 浦和(47/+7)
9位 C大阪(43/+5)
10位 G大阪(43/-4)
11位 清水(39/-3)
12位 岡山(39/-5)
13位 福岡(37/-4)
14位 FC東京(37/-10)
15位 名古屋(35/-5)
16位 東京V(35/-11)
17位 横浜FM(28/-10)
18位 横浜FC(27/-17)
19位 湘南(25/-26)
20位 新潟(20/-23)

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