ピケ&S・ラモスに続く“クバルシ&ハイセン”がスペインの最終ラインを束ねる未来 スペインはDFの顔ぶれも超豪華になってきた

ハイセンはレアルで成長中 photo/Getty Images

今後10年の守備を支えるコンビに

黄金世代に匹敵する豪華な中盤、そこにラミン・ヤマルの登場など、スペイン代表はどうしても話題が中盤と前線に集中しがちだ。

しかし、ここ1、2年で一気に層が厚くなった最終ラインも見逃せない。何よりの収穫はバルセロナで成長する18歳のパウ・クバルシ、今夏ボーンマスからレアル・マドリードへ移籍した20歳DFディーン・ハイセンの台頭だ。

スペインは今月2026ワールドカップ欧州予選でブルガリア、トルコと対戦したが、今のところ監督のルイス・デ・ラ・フエンテはセンターバックでハイセンとアトレティコ・マドリードDFロビン・ル・ノルマンを優先している。今月の2試合はこのコンビが先発を任されており、ル・ノルマンも確かな実力者だ。

ただ、ブルガリア戦ではル・ノルマンがイエローカードをもらったこともあり、後半からル・ノルマンに代わってクバルシが登場。これでハイセンとクバルシがセンターバックコンビを組むことになり、スペイン『SPORT』は未来へ大きな一歩だったと取り上げている。

かつての黄金期ではバルセロナのジェラール・ピケとレアルのセルヒオ・ラモスが長くセンターバックを組んできたが、同メディアはハイセン&クバルシも同じ運命にあると見ている。2人の年齢を考えても、今後10年は代表の最終ラインを支えられるはずだ。

これまでの代表戦ではハイセンに代わってクバルシが出場するケースが続いていたが、今月初めてコンビを組むことになった。デ・ラ・フエンテも2人が年齢に似合わず成熟していると評価していて、クバルシの成長次第では2026ワールドカップからハイセン&クバルシがスペインのファーストチョイスになる可能性もある。

スペインの選手層は最終ラインから前線まで隙がなく、EURO2024に続く2026ワールドカップ制覇へピースは揃っている。



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