「ランキングトップ20のチームを破ったのは2022年大会のイラン戦以来」日本に勝利したアメリカ 現地紙は久しぶりの勝利に自国代表を評価 

アメリカに敗れた日本代表 photo/Getty Images

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日本に2−0で勝利

アメリカ遠征中の日本代表は、現地時間9日に来年ワールドカップのホスト国であるアメリカと対戦。試合は0-2で敗れ、アメリカ遠征は1分1敗の未勝利という厳しい結果に終わった。

日本戦の前に行われた韓国との試合で0−2で敗れ、指揮官であるマウリシオ・ポチェティーノ監督の進退にも関わることとなったアメリカ代表。なんとか勝利が欲しい中で行われた日本戦で勝利し、ひとまずは結果を残すことに成功した。同国メディア『CBS SPORTS』は、「アメリカ代表は、ワールドカップに向けて勢いに乗るために本当に必要な結果を手にした」と題し、「ポチェッティーノ監督率いるアメリカ代表は、日本を2-0で下し、チームは大きな重荷が肩から降りた。サムライブルーはメキシコ戦から11人のメンバーを入れ替えたが、それでも世界ランキング17位の日本を完封で破ったアメリカ代表の勝利の重みは変わらない」と評価。「これはまさにアメリカ代表にとって待望の勝利であり、ランキングトップ20のチームを破ったのは2022年大会のイラン戦以来となる」と久しぶりの強豪国撃破に喜んでいた。

一方で今回の勝利で浮き彫りとなった課題も指摘。別の記事では今回の試合でシュート数が19対11とアメリカが日本を圧倒し、さらにゴール期待値でも2.01対1.08と圧倒していたが、ホームで行われている以上、もう少し決定力があってもよかったのではないかという評価もあった。その上で「これはアメリカにとって単なる出発点に過ぎず、日本戦ではまだいくつかの欠陥が見受けられた。だがまだ9ヶ月間もあり、まだ発展途上にあることは特に恥ずべきことではない。ワールドカップ準備のこの段階にあるチームに唯一期待されるのは、彼らが正しい道を進んでいるというシグナルであり、ポチェッティーノ率いる我がチームはついにそれを実現した。その過程で、彼らは多くの人が期待していたポテンシャルを発揮するための土台を築いたのかもしれない」とあくまでも本大会での結果が大事だと述べていた。
なお、日本としては今回のアメリカ遠征では得点も取れず悔しい結果となってしまった。来月の代表ウィークではホームでパラグアイ、ブラジルと対戦するが、最良のパフォーマンスを見せられるか。

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