“79億円の資金”逃したセルティック、上層部も批判の的に「移籍市場における優柔不断な行動が壊滅的結果に」 CLプレイオフ敗退

まさかの敗退を喫したセルティック Photo/Getty Images

選手が足りない

セルティックはUEFAチャンピオンズリーグ・プレイオフでカザフスタンのカイラト・アルマトイと対戦。スコアレスの末のPK戦となり、驚きの敗退を喫した。日本代表FW前田大然もPKを失敗した。

スコットランド王者の予想外の敗退に、国内ではさっそく批判の声があがっているようだ。『Daily Record』によれば、それはブレンダン・ロジャーズ監督や選手だけでなくクラブ上層部に向けられているという。

同紙は「ブレンダン・ロジャーズ監督にはプレミア・スポーツ・カップの初期ラウンドで通常送り出すようなラインナップしか残っていなかった」「悲惨なほど準備不足のまま試合に臨んだ。移籍市場における優柔不断な行動が、壊滅的な結果を招いた」と報じている。

セルティックからは昨季放出した古橋亨梧をはじめ、今夏はFWニコラス・キューンがコモに移籍と主力の流出が続いている。また、FWジョタは靭帯損傷で長期離脱となっている。同紙によると、それに対し選手獲得の動きが鈍かったことがクラブ上層部への批判を招いているという。

アントワープのFWミシェル・アンジェ・バリクウィシャ、およびボカ・ジュニオールのDFマルセロ・サラッキの獲得が間近となっているが、プレイオフには間に合わなかった。ロジャーズ監督も「投資をすることは常に素晴らしいことだと思っているが、それはタイムリーに行われなければならない」と試合後に発言している。

この敗退によって、セルティックはCL出場権獲得にまつわる収入を逃すことになった。本戦出場で1800万ユーロの賞金が手に入るが、これに加えてチケット販売、グッズ販売、追加スポンサーシップの獲得など多額の資金がついてくることになる。『Daily Record』は、4000万ポンド(約79億5000万円)の資金を逃したと報じた。


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