「GK再編の第一歩」 マンU期待の若手が英2部へレンタル移籍 終了後は正守護神候補に

昨季はブラウヴァイス・リンツでプレイしたヴィテク Photo/Getty Images

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チャンピオンシップ経由でトップチーム入りへ

マンチェスター・ユナイテッドのGKラデク・ヴィテクが、2025-26シーズンを通じてブリストル・シティへ期限付き移籍することが決定した。公式発表によれば、これに先立ちヴィテクは2028年までの新契約にサインしており、クラブの将来を担う逸材として評価されているという。

現在21歳のヴィテクは、トップチームの一員としてキャリントンでのトレーニングにも参加してきたが、今夏のプレシーズンツアーには帯同せず、実戦経験を優先する形でチャンピオンシップへの武者修行を選択した。移籍先のブリストル・シティは昨季6位でプレイオフ進出を果たすも、昇格を逃しており、今季こそプレミアリーグ復帰を目指すクラブである。

ヴィテクにとってはこれが3度目のローン移籍となる。昨季はオーストリアのブラウヴァイス・リンツでレギュラーとして活躍し、シーズン終了までプレイ。また、2024年にはアクリントン・スタンリーでも短期間プレイしており、国外・国内問わず着実に実績を積み重ねてきた。
ブリストル・シティは8月に敵地でシェフィールド・ユナイテッドとの開幕戦に臨む。このカードは、昨季プレイオフ敗退の相手との再戦という因縁をはらんでおり、ヴィテクにとっても重要な船出となるはずだ。

なお『Manchester Evening News』によれば、ユナイテッドでは「チャンピオンシップにローン移籍する選手は、将来的にトップチーム入りの可能性が高い」との通説があるとされ、今回の移籍もその方針に則った育成策であると見られる。クラブ関係者は「ヴィテクの今後を楽しみにしている」としており、その成長を注視していく構えだ。

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