欧米での女子サッカー人気は伸び続けている 女子EURO2025は前回大会を超える“60万人”の観衆を記録

熱い盛り上がりを見せるEURO2025 photo/Getty Images

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1試合平均入場者数が前回大会を超えている

今月2日よりスイスで開催されている女子EURO2025は、22日からベスト4の戦いに突入。まずはイングランドVSイタリアの対戦が行われたが、スタッド・ドゥ・ジュネーヴで行われたこの一戦には2万6539人の観衆を記録。これにより、前回大会の入場者数を超えることになった。

前回の2022年大会はイングランドで開催され、31試合で合計57万4865人の観衆を集めた。2017年大会が27万人だったことを考えると、2倍以上に増加した2022年大会は特別な大会だった。

今回はスイス開催だが、当初は2022年大会を超える数字を記録するのは難しいと考えられていた。理由の1つはスタジアムのキャパシティで、2022年大会ではウェンブリー・スタジアムやオールド・トラッフォードなど7万人以上を収容できるスタジアムが使用されていた。決勝のイングランドVSドイツの一戦はウェンブリーで行われ、実に8万7000人の観衆を記録している。
それに対し、スイス開催の今回はバーゼルにあるザンクト・ヤコブ・パルクの3万4000人収容が最大のスタジアムとなっていて、1試合で一気に観衆を集めるのが難しかったのだ。

それが予想を上回り、イングランドVSイタリア終了時点で累計の入場者数は60万656人に。60万の大台に乗ることになった。今大会は単純に1試合平均の入場者数が2万656人と前回大会を上回っていて、『Forbes』は女子サッカーの人気が安定してきた証拠と捉えている。

各スタジアムのキャパが限られているとはいえ、ほぼ全てのゲームがチケット完売となっていて、SNSの再生数も順調に回っているとのこと。

同メディアは「これは大きなムーブメントだ。欧州各地、そして世界各地からの反響は女子サッカー人気が定着しているだけでなく、新たなスタンダードを築きつつあることの証明だ」と今大会の盛り上がりを分析している。

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