ユナイテッドがギェケレシュ強奪へ“超音速”で再接近 結局アーセナル移籍は暗礁に?

去就不透明なギェケレシュ Photo/Getty Images

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怒りの法的措置も

スポルティングCPに所属するスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュの去就が急展開を見せている。アーセナルとの合意が報じられていたなか、マンチェスター・ユナイテッドが“超音速”とも言える動きで介入し、移籍をひっくり返そうとしているという。『A Bola』などが報じた。

ギェケレシュは今夏、クラブとの間で設定されていた7000万ユーロの放出条項に従って移籍できると信じていたが、スポルティング側がその条件を反故にしたとされ、本人と代理人は激怒。今後一切、同クラブではプレイしない意思を示しているという。

2022年の加入以降、ポルトガル国内で公式戦102試合97得点という驚異的な数字を記録した同選手には、ユナイテッド、アーセナル、リヴァプール、チェルシー、PSG、レアル・マドリード、バルセロナなどが関心を寄せてきた。
アーセナルはRBライプツィヒのベンジャミン・シェシュコを諦め、ギェケレシュとの5年契約で基本合意。移籍金は6350万ユーロ+1000万ユーロの出来高で総額7350万ユーロとされ、本人側も追加手数料を放棄するなど移籍実現に尽力していた。

しかし、スポルティングがここにきて再び金額の引き上げを要求したことで交渉は暗礁に乗り上げ、ギェケレシュは法的措置を取る準備を進めているという。

その隙を突くようにユナイテッドが再交渉を開始。8000万ユーロというアーセナル超えの条件を提示し、スポルティングと「極めて合意に近い状態」にあると同紙は伝えている。交渉の前面に立っているのは、現ユナイテッド指揮官でスポルティング前監督のルベン・アモリムとされ、クラブ間での信頼関係も成立要因になりそうだ。

ギェケレシュ本人はチャンピオンズリーグ出場権のあるアーセナル加入を第一希望としているが、アモリムとの信頼関係もあり、ユナイテッド行きも「完全には否定していない」とされている。

アーセナルとの合意が目前と見られていたなか、突如現れた赤い悪魔の猛追撃。27歳のストライカーの去就は、まだ最終章を迎えていない。

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