バイエルンのファンたちはルイス・ディアス獲得に大反対 思いとどまるべき3つの理由とは

リヴァプールのルイス・ディアス Photo/Getty Images

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優れた選手ではあるが

バイエルンは今夏レロイ・サネを失い、ウインガーの獲得を試みているといわれる。候補のひとりはリヴァプールFWルイス・ディアスで、『The Athletic』やデイビッド・オーンステイン氏などの信頼筋も獲得に近づいていると報じている。

しかしバイエルンのコアファンによって運営される専門サイト『MIA SAN ROT』は、この獲得に反対であり、思いとどまるべき3つの理由があると報じている。

1つは、ディアスが年をとりすぎていることだ。ディアスは来年1月に29歳となり、そろそろベテランの域だ。これ以上の成長もあまり期待ができない。
2つ目は、サネや移籍が噂されるキングスレイ・コマンよりも本当に優れているのか確証がないことだ。『FBREF』のデータによれば、ディアスのゴール関与数は1試合あたり0.62。サネは0.67、コマンは0.61で、効率性はまずまずながら決定的な差があるわけではない。ドリブル成功数でも1試合平均4.51回のドリブルのうち、2.17回(48%)にとどまる。コマンは5.03回のうち2.54回成功(50.5%)、サネは5.08回のうち1.94回成功(38.3%)となる。全体的に見てディアスは優れた選手ではあるが、年齢、成長の可能性のなさを考えると6750万ユーロ以上の価値があるとは考えにくいとしている。

3つ目は、市場価値的にもあまり将来性がないことだ。マイケル・オリーセはドイツではあまり知られた選手ではなかったが、まだ若く、少なくとも支払った移籍金を回収できるだけの将来性がある。それに対しディアスは到底及ばず、それであればコマンを起用したほうが賢明であり、またはレナート・カールのような若い選手たちにチャンスを与えるほうが進歩的であると結んでいる。

総じてディアスは非常に優れたサッカー選手だが、バイエルンがこれから何か大きなことを成し遂げるための移籍というよりは、短期的または中期的な解決策にしかならないとの意見のようだ。とはいえディアスにはバルセロナも興味を示していると伝えられており、悠長に構えている時間はない。ディアスは移籍するのか、リヴァプールにとどまるのか、去就は注目を浴びている。


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