マンUが100億円超の最新練習場を来月公開へ イングランド国内で初の“練習場内バーバー”も開設

来季の好成績につながるか Photo/Getty Images

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異例の施設が名門クラブに誕生

マンチェスター・ユナイテッドが、新たに総工費約5000万ポンド(約100億円)をかけて改修を進めていた練習場を、2025年8月に正式オープンさせるようだ。『The Times』が伝えている。

ルベン・アモリム監督の就任後、同クラブはこれまでユースアカデミーの施設を利用してきたが、本拠地キャリントンが大規模な改装を経て再始動する運びとなる。新施設にはトレーニング環境だけでなく、選手の滞在時間を伸ばすための「理髪店」やリラクゼーションエリアが常設されているという。もしこれが事実であれば、イングランド国内で初の“練習場内バーバー”となる。

このプロジェクトには、世界的建築家ノーマン・フォスター氏が率いる「Foster + Partners」が関与。同氏は、ユナイテッドが計画する新スタジアムの建設にも携わっている。
同紙によれば、新たなキャリントンの設計は、1階にロッカールームからジム、プール、メディカルルーム、マッサージルームへと自然な動線が確保されており、全ての設備を順に巡ってからピッチに向かう仕組みが取られているという。また、最先端の低温療法装置やリニューアルされたジム設備が導入された。

この新施設には、クリスティアーノ・ロナウドがユナイテッド復帰時に苦言を呈した「古いプール問題」も反映された。ロナウドが最初に所属していた時と全く同じプールが使われていた点を問題視していたが、現在はINEOSの主導により、完全に刷新されたようだ。

さらに、スタッフの要望を受けて、光量の少なかった廊下には窓が追加され、地下施設が“病院のようだ”と揶揄された点も改善された模様。2階部分はオープン設計となり、今後はクラブ上層部の拠点もオールド・トラッフォードからキャリントンへと移される可能性がある。

クラブは練習場のみならず、壮大な「新オールド・トラッフォード」の建設計画も進行中で、オーナーのサー・ジム・ラトクリフは“世界最高のスタジアム”を標榜している。構想では10万人収容の全天候型アリーナを中心に、3本のトライデント型タワー、3階建ての博物館、運河沿いのレストラン街、そしてトラファルガー広場の2倍の規模を誇るパブリックスペースなどが設けられ、マンチェスターの象徴としての再構築を図るという。

トレーニング施設の完成と新スタジアムへの期待感が、ピッチ上の成績向上につながるかに注目が集まる。

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