マスタントゥオーノ効果? アルゼンチンで33歳FWに異例の1億2200万ユーロの契約解除金設定

ラシン・クラブのA・マルティネス Photo/Getty Images

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ディエゴ・ミリートが会長を務めるラシン・クラブ

レアル・マドリードは今夏アルゼンチンのリーベル・プレートから17歳の新星フランコ・マスタントゥオーノを獲得。同選手の契約解除金は4500万ユーロだったが、白い巨人はそれをはるかに上回る6000万ユーロを支払う予定で、これはアルゼンチンサッカー史上最高額を更新したという。

欧州の札束攻勢からスター選手を守るため、元アルゼンチン代表FWディエゴ・ミリート氏が会長を務めるラシン・クラブは選手の契約解除金を大幅に引き上げることにしたようだ。同クラブは、スターFWアドリアン・マルティネスとの契約を2028年まで延長し、契約解除金をなんと1億2200万ユーロまで増額したと『MUNDODEPORTIVO』が報じている。

これはアルゼンチンサッカー史上最高額の買収条項だという。33歳のベテラン選手にここまで高額の買収条項がつくのは異例といえるが、クラブとしてはスター選手を札束攻勢で失うのは避けたいという考えなのだろう。どうしても力のある選手は欧州に流れてしまう傾向にあり、アルゼンチンの国内リーグが力を保持し続けるためにはこうしたことも必要なのかもしれない。
こうした動きはラシン・クラブだけでなく、リーベルもバウティスタ・ダディン、ラウタロ・リベロ、アレクサンダー・ヴォイスキという3人の若手選手を1億ユーロの買収条項つきで獲得している。

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