リヴァプールが獲得したケルケズは全盛期のA・ロバートソンを超えられるか ワールドクラスの左SBへの挑戦「容易なことではない」

ボーンマスからリヴァプールへ向かうケルケズ photo/Getty Images

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ロバートソンはリヴァプールでアシストを量産してきた

フロリアン・ヴィルツ、ジェレミー・フリンポンに続き、ボーンマスからDFミロシュ・ケルケズの獲得もまとめたリヴァプール。21歳のケルケズは左サイドバックに入る選手で、レヴァークーゼンから獲得したフリンポンと合わせて両サイドバックに変化が起きようとしている。

ケルケズはボーンマスで実力をアピールしてきたが、リヴァプールの左サイドを支えてきたアンドリュー・ロバートソンを超えるレフトバックになれるだろうか。

31歳を迎えているロバートソンはやや攻撃面の貢献度が落ちているが、2019-20シーズンにはプレミアリーグで12アシストを記録するなど、リヴァプールではサイドバックながら通算67アシストを記録している。今夏にレアル・マドリードへと向かったトレント・アレクサンダー・アーノルドと共に、2人はサイドからアシストを量産してきたのだ。
『Forbes』はケルケズがロバートソンの後継者候補として獲得されたものの、全盛期のロバートソンを超えるのは容易ではないとの見方を示している。ケルケズにとっては難しいチャレンジとなるだろう。

「ケルケズはボーンマスでロバートソンと共通する多くの資質があることを証明しており、左サイドを縦横無尽に駆け回る機動力と積極性、クロスの精度も良い。しかし、ケルケズはまだ成長途上であり、完成には至っていない。ロバートソンにはフィジカル面の衰えを指摘する声があり、ケルケズは彼の後任となるが、ケルケズにとってこれは容易なことではないだろう。アーノルドがプレミアリーグで67アシストを記録してきたのに対し、ロバートソンも60アシストを記録。2人は10年近くリヴァプールの攻撃戦略の要となり、あらゆるタイトルを獲得してきたのだ」

サイドバックがシーズンに二桁アシストを記録するのは普通のことではなく、アーノルドとロバートソンのコンビは特別だった。ケルケズも昨季はリーグ戦で5アシストを記録してきたが、ロバートソンを超えるインパクトを残せるだろうか。


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