2018W杯で日本に絶望を与えたベルギー万能MFの今 35歳を迎え、現役生活の終わりが近づく「コーチ業に力を入れようと」

シャドリは日本を沈める一撃を決めた photo/Getty Images

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ベルギー黄金世代の1人

日本サッカー界としては思い出したくもない瞬間だが、2018ワールドカップ・ロシア大会の決勝トーナメント1回戦にて、日本はベルギー代表に2-3で敗れた。

日本が2点をリードする展開だったが、69分からの約20分間で3失点。それもベルギーの決勝ゴールは後半ラストプレイに決まったもので、日本中が絶望した瞬間だった。

その決勝ゴールを決めたのは、途中出場のナセル・シャドリだった。目立つプレイヤーではなかったが、当時イングランドのWBAでプレイしていたシャドリもベルギー黄金世代の1人だった。
その後のシャドリは国内の名門アンデルレヒトやウェステルローでプレイしてきたが、35歳を迎えた現在は現役引退の時が近づいているようだ。

今季はスタンダール・リエージュのリザーブチームでのプレイとなり、それもコンディション不良でほとんど出番はなかった。『Qu4tre』のインタビューにて、シャドリは現役生活の終わりが近いことを示唆している。

「今は他のプロジェクトのことも考えている。コーチ業に力を入れようと思っているんだ。サッカー界に今後20年は留まりたいと考えているからね。それが現実的な次のステップだと思う。(現役を終える)準備はできている。何より重要なのは、今はリエージュに住んでいるから家族と一緒にいられるんだ」

当時日本と戦った黄金世代は続々と現役を退いており、ベルギーにとっては1つの時代が終わろうとしている。

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