ベルギー黄金世代を支えた名DF2人が現役引退 アルデルヴァイレルト&フェルトンゲンの絆「幸運な出会いだったよ」

ベルギー代表を長く支えた2人 photo/Getty Images

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2022W杯での共闘が最後に

ベルギー黄金世代を支えた守備の名手がピッチを去る。

今季限りで現役引退を表明しているのは、元ベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルトとヤン・フェルトンゲンだ。両者ともベルギー代表では100キャップ以上を記録しており、エデン・アザールらを中心としてきたベルギー黄金世代の主力だった。

アルデルヴァイレルトは国内のアントワープ、フェルトンゲンは同じく国内のアンデルレヒトでプレイしてきたが、今季が最終シーズンとなる。
ベルギー『Voetbal Primeur』によると、フェルトンゲンは長く一緒にプレイしてきたアルデルヴァイレルトとは強い絆があったと語る。

「僕たちは互いのキャリアを通じ、絆で結ばれている。幸運な出会いだったよ。お互いを完璧に理解しているからね」

2人が一緒にピッチに立ったのは、2022ワールドカップ・グループステージのクロアチア戦となる。それについてもフェルトンゲンは「あれが最後になるとは思っていなかった。トビーが代表を引退するとのメッセージを送ってきた時のことを覚えている。本当にショックだったよ」と語っている。

今のベルギーは前線こそ興味深いタレントがいるが、最終ラインに関しては明らかにピースが不足している。ヴァンサン・コンパニ、フェルトンゲン、アルデルヴァイレルトらがいた時と比べれば、現状は頼れるディフェンスリーダーがいない。

アザールやケビン・デ・ブライネが揃ったのも奇跡的だったが、コンパニやアルデルヴァイレルト、フェルトンゲンが守備陣に揃っていたのもベルギーにとっては奇跡的だったのだろう。改めてこの世代でタイトルを獲得できなかったことが悔やまれる。

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