女子400メートル、日本国籍申請中の日体大3年生が日本記録を上回る記録で優勝 目標は日本代表として世界選手権出場

日体大進学後、成長著しいアリエ (写真:日体大陸上部インスタグラムより)

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自己ベストを大幅更新

第40回静岡国際陸上競技大会が5月3日、 静岡県袋井市の静岡スタジアム で行われ、女子400メートルで日体大3年生のフロレス・アリエが日本記録51秒75を上回る51秒71で優勝した。

彼女は父がペルーと日本、母がペルーとイタリアにルーツを持つペルー国籍の20歳。静岡県出身で現在は日本国籍取得を申請中。そのため今回は日本新とはならなかったが、一躍注目の存在となった。

彼女の自己ベストは53秒03。そこからの大幅更新となり、レース後には「まさか51秒台が出てしまうとは」と驚きを見せた。
同競技場では何度も走った経験がある彼女。「3年前に走った時は58秒くらい。中学の先生など少しでも成長した姿を見せられて良かった」と語り、成長の要因は上半身の強化と述べ「ウエイトトレーニングではベンチプレスが20kgだったのが40kg上がるようになった」とも明かした。

今後の目標は7月の日本選手権までに日本国籍取得が間に合う予定とし、9月の「世界選手権の混合1600メートルリレー代表。このタイムなら個人でも狙っていければ」」と飛躍を誓う。突如現れた新星。今後の走りに注目だ。

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