三笘と同じ大学サッカーから生まれたPKストッパー ハーバードでPKを研究してきたアメリカ人GKが見せる成果

NYシティFCのゴールを守るフリース photo/Getty Images

続きを見る

今夏のゴールドカップでもPKストップ連発

今やプレミアリーグでも危険視されるアタッカーにまで成長したブライトン所属の日本代表FW三笘薫。ブライトンのサポーターが三笘に興奮する理由の1つに『ドリブル』があり、左サイドを切り裂く三笘のドリブルはプレミアのDF陣をも翻弄してきた。

三笘がドリブルを筑波大学時代に研究していた話はイングランドでも有名で、その成果はプレミアで存分に発揮されている。大学でサッカーを専門的に学ぶのも有効な手段と言えそうだが、スペイン『Tribuna』はそんな三笘と似たようなキャリアを歩む者がいると取り上げている。

その選手とは、MLSのニューヨーク・シティFCのGKを務めるアメリカ代表GKマット・フリース(26)だ。
フリートはハーバード大学に通っていた時期があり、その際にPK阻止に関する研究をしてきたという。その成果は今に繋がっていて、先日行われたリーグスカップではメキシコのレオン戦でコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスのPKを見事にセーブしてみせた。

さらにフリースは今夏に行われたゴールドカップでもアメリカ代表のゴールマウスを守っていて、準々決勝のコスタリカ戦ではPK戦で3本もセーブしてみせた。それ以外に決められた2本もコースは読んでいて、研究成果は確実に出ていると言える。

何でもフリースは大学で経済学とコンピューターサイエンスを専攻していたようで、PKの統計からキッカーの心理まで幅広く分析してきたとか。

来年には2026ワールドカップが控えており、短期決戦ではPK戦に強いGKが1枚いると心強い。ゴールドカップでフリースはアピールに成功することになり、代表監督マウリシオ・ポチェッティーノにとっても無視できない存在になっている。





記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.307 世界神童列伝

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ