カサドのバルセロナ退団は不可避か クラブ幹部は本人に契約延長交渉の中止を伝達

バルセロナのマルク・カサド photo/Getty Images

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要求額も大幅に引き下げ

マーカス・ラッシュフォードやジョアン・ガルシアら新戦力を獲得したバルセロナは、その一方で人件費削減のため現有戦力の売却も必要になっている。

放出候補の選定に注目が集まる中、バルセロナの首脳陣はマルク・カサドを今夏の移籍市場で売却する意向を固めたようだ。

バルセロナの下部組織出身で現在21歳のカサドは、昨シーズンからトップチームに定着し、今年5月に膝の怪我で離脱するまでにラ・リーガ27試合中20試合に先発出場。守備的ミッドフィールダーとして攻守両面でチームの舵取り役を務め、国内三冠に大きく貢献した。
スペイン紙『AS』によれば、同クラブはこれまでカサドの移籍については5000万ユーロ(約85億3000万円)以上の移籍金が提示されない限り交渉には応じない方針だったが、この金額では買い取り手がなかなか見つからないため、3000万ユーロ(約51億2000万円)まで交渉開始のラインを引き下げることにしたという。

また、カサド自身は移籍ではなくバルセロナとの契約延長を希望しているが、クラブの首脳陣は本人と代理人に対して契約延長交渉の中止を伝達したとも『AS』は伝えている。

カサドをめぐってはチェルシーが獲得を熱望しているとされるが、今回の移籍金の要求額引き下げによってその動きは一段と加速するかもしれない。

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