井上尚弥、会見後に日本メディアに語った試合への意気込み 米国ファンに印象づける「KOで終わらせないといけない試合」

米国のファイトウィークを楽しみながら臨む井上 (写真:本人インスタグラムより)

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ボクシングの聖地らではの盛り上がり

スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が日本時間3日、MGMグランドで試合前公式会見に出席。その後、日本のメディアへの取材にも対応し、会見では語られなかった思いを言葉にした。

井上はまず日本とスタイルが違う米国のファイトウィークについて聞かれると「自分の中で楽しめて、このファイト・ウィークに挑めている」と語ると、環境が違う国での調整面の難しさについては「今回ラスベガスが3回目。過去の2回の中からここをこうしたらいい、というのものが多々あった。練習の時間帯だったり、食事、時差調整でそういったものの教訓がある。今回凄くよく仕上がっている」と問題なく過ごしていることを強調した。

米国に来てからの練習の時間帯について質問されると、なるべく試合の時間帯に近づけるようにしたと具体的に明かし、減量面も全く問題ないとのこと。米国のファンの期待の大きさについて聞かれると「実感している。疲労はあるが一つ一つに対応していきたい」と答えた。
井上は世界戦でのKO数が現時点で22回。これはジョー・ルイス氏と並び世界記録。今回の試合でもKO勝利すれば、その記録を更新することになる。それについても記者から言及があり「その記録にこだわってKOするわけではなく、この試合は自分の中ではKOで終わらせないといけない試合。記録のためではなく、自分自身のそういった試合内容を作っていきたい」と、米国ファンにいつものボクシングを見せつける意気込みを語った。

また会見場には、米国のレジェンドボクサーが複数人参加。井上はそれらの人物とも対面。フェルナンド・バルガス氏とアントニオ・バレラ氏については、父の影響で幼少期にWOWOWで見ていた選手であったことを明かすと、「ファン目線で、自分のカメラを渡して取ってもらった。ワクワクした」とボクシングの聖地ならではのイベントを楽しんだことを口にした。

また今回の会見にはダブルメインで登場するWBO世界フェザー級王者・ラファエル・エスピノサの姿も。井上は彼とは初対面。エスピノサは以前、将来的に井上との対戦を希望する発言を行っていただけに、その印象を聞かれると「そりゃ、でかいなあと」と答える一幕もあった。


一挙手一投足が注目される井上。果たして試合では、井上のプラン通り、米国ファンの度肝をぬくパフォーマンスを見せられるか注目だ。

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