「移籍には価値があった」 ベストポジションが定まらなかったハフェルツがアーセナルで見つけた自分の居場所

アーセナルにとって欠かせない選手に photo/Getty Images

9番が最適だと語る

昨夏にチェルシーからアーセナルに加入したドイツ代表MFカイ・ハフェルツ。シーズン序盤はなかなかゴールに絡むことができず、批判を受けることもあった。しかし、徐々にチームにフィットすると、最終的には公式戦51試合で14ゴール7アシストをマークした。

シーズン序盤の評価を180度変えたハフェルツは常にベストポジションはどこなのか、議論されてきた。9番のポジションやインサイドハーフ、トップ下もこなすことができるハフェルツはドイツ代表ではSBを任されることもあった。多才なハフェルツはどのポジションでもそつなくこなすことができるが、アーセナルへの移籍を経て、自分にとって最適なポジションがわかったという。『METRO』が報じている。

「代表チームでは9番を背負うのが自分の役割だとはっきり思っている。アーセナルでもそうだった。でも私が言っているのはクラシックな9番ではない。クラシックな9番はどこかにいるだろうか。あなたがすぐに思い浮かべるアーリング・ハーランドやハリー・ケインでさえ、ただボックスの中に立ってフィニッシュを待っているわけではない。そこで待っている選手たちは現代サッカーでは存在しない。私は気楽にプレイを楽しみ、深い位置まで走れる選手だ。しかしゴールによって評価されることもわかっている」
自分の最適解は9番のポジションだと語ったハフェルツ。しかし、ゴール前に常にいるストライカーというより、時にはゼロトップのようにも変化できる9番が自分に合っていると考えている。チェルシーでもこのポジションでプレイすることもあったハフェルツだが、この考えにたどり着いたのは昨夏アーセナルへの移籍を決断したことが大きかったと感じているという。

「アーセナルはいつも私に感銘を与えてきた。そしてこの事実もそうだ。このクラブに入りたいと強く思ったのは、明確なプランがあり、タイトル獲得を目標に据えた発展の道筋が決まっているからだ。移籍には価値があった」

「チェルシーのファンは私が去ったことに怒っていたし、アーセナルのファンも最初はうまくいかなかったから、それほど熱狂的ではなかった。それでも、コーチやチームメイト、身近な人たちがそばで支えてくれることが強さにつながるんだ」

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