スコットランド注目の日本人はセルティック組だけではない 最終盤に田川亨介が踏み出した一歩「彼は来季も活躍できる」

日本代表でのプレイ経験もある田川 photo/Getty Images

来季は先輩のシャンクランド超えを目指すシーズンに

スコットランドリーグで活躍している日本人選手はセルティック組だけではない。終盤に見せ場を作ったのは、ハーツでプレイするFW田川亨介だ。

昨夏にFC東京からハーツへ移籍した田川だが、前半戦は怪我の影響で2か月ほど離脱していた期間があった。復帰してからもベンチに座る時間が長く、なかなか出番を掴めなかったのだ。

何よりチームには今季24ゴールを挙げてリーグ得点王に輝いたスコットランド代表FWローレンス・シャンクランドがいる。田川には強烈なライバルがいたのだ。
しかし田川は15日のセント・ミレン戦、続くレンジャーズ戦と2試合連続ゴールを記録。終盤にようやく移籍後初ゴールを決めることができた。

この活躍を指揮官のスティーブン・ネイスミスも喜んでいる。来季はもっと活躍できるはずと更なる飛躍に期待も込めており、田川にとっては大きな一歩だ。

「彼が結果を出しているのを見るのは本当に嬉しいよ。新加入の彼にとっては大変なシーズンだったからね」

「彼の動き出し、得点力こそ我々が彼を獲得した理由であり、フィニッシュは素晴らしいものだった。彼は来季も活躍できるだろう。チームにシーズン31ゴールも決めた選手(シャンクランド)がいると、追い越すのは難しい。しかしチーム全体としては、選手全員が貢献してくれた」(英『Daily Record』より)。

田川は日本代表でもプレイ経験がある。まだ25歳と中堅世代で、スコットランドで結果を出せれば代表入りへのチャンスも見えてくるはずだ。数字の面で見るならば、ハーツの先輩FWシャンクランドが何よりの手本だ。セルティックとレンジャーズ以外のクラブでプレイする選手にも得点王を狙うチャンスはあり、田川にも得点量産が期待される。

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