後半ATのサカとノイアーの接触はPKを与えるべきだった? 疑惑の判定に意見が分かれる

PKになってもおかしくない接触だったが photo/Getty Images

結果的にドロー

CLラウンド8でバイエルンと対戦したアーセナル。アーセナルのホームで行われた1stレグは12分にブカヨ・サカが先制ゴールをマークし、幸先のいいスタートをきる。

しかし18分にセルジュ・ニャブリ、32分にハリー・ケインにゴールを決められ、アーセナルは前半のうちに逆転される。後半、バイエルンのゴールに迫るアーセナルは76分、ガブリエウ・ジェズスのパスを受けたレアンドロ・トロサールがゴールを決め、同点に。途中交代で出場した2人が結果を残した。

最終的に2-2で幕を閉じた1stレグだったが、話題となっているのが後半ATのプレイだ。トーマス・パルティのパスに抜け出したサカがバイエルンGKマヌエル・ノイアーとPA内で接触。右足がかかっているようにも見えたが、これはVARでもPK判定とはならず、アーセナルにとっては後味の悪い終わり方となってしまった。
このプレイについて『TNT Sports』で解説を務めた専門家の間で意見が別れている。元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンドは「どうして与えられなかったのか?VARまであって、それが与えられていないなんて信じられない」とコメント。この意見には元アーセナルのマーティン・キーオン氏もこの意見に賛同しており、「ノイアーは実際にそのボールに向かって進んでおり、出てきてチャレンジをしている。私にとってそれはどんな時もペナルティだ」と、主審の決断について批判している。

一方この2人と違う意見なのが元スコットランド代表のアリー・マッコイスト氏だ。マッコイスト氏はサカが「足を突っ込んだ」とコメントしており、続けて「レフェリーの判断は正しかったかもしれない。なぜなら、サカが右足を投げ出す必要はないと思うからだ」と付け加えた。

リプレイを見る限り確かに接触はあったようだが、サカがもらいにいったのかどうかで意見が別れているようだ。一方、バイエルンも審判の判定に納得のいっていないシーンがある。66分にアーセナルのゴールキックが始まったようにも見えたボールをガブリエウ・マガリャンイスが手で取ったのだ。このプレイに関してバイエルンはハンドを訴えており、指揮官のトーマス・トゥヘルはこのプレイに異議を唱えていた。90分を通して、世界最高レベルの試合を見せた両チームだったが、審判の疑惑の判定はしばらく議論されることになりそうだ。


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