40ゴール40失点で得失点差ゼロ 今季も迷走するマンUに続く補強下手「ベストな選手を獲得したことはほとんどない」

今季も優勝争いから漏れたマンU photo/Getty Images

巨額の資金を投じているが……

40ゴール40失点で得失点差は0。プレミアリーグ6位に位置するマンチェスター・ユナイテッドの成績は何とも寂しいものだ。何とか6位にはつけているが、5位トッテナムとは9ポイントの差がついている。

『ESPN』はこの現状について、『妥当』と指摘している。近年のマンUが選手補強で迷走を続けてきたことが原因であり、6位の現状にも納得するしかないとの評価だ。

「近年のユナイテッドは移籍市場で巨額の資金を費やしているにもかかわらず、ベストな選手を獲得したことはほとんどなかった。ジュード・ベリンガム、デクラン・ライス、アーリング・ハーランドの獲得を検討した時期もあったが、何らかの理由で代わりにドニー・ファン・デ・ベーク、カゼミロ、オディオン・イガロがやってきた」
「昨夏にはハリー・ケインがトッテナムを離れることになったが、ユナイテッドは世界最高のストライカーを追う選択はせず 、代わりに当時20歳でまだポテンシャルが証明されていないホイルンドをアタランタから7200万ポンドで獲得することを選んだ。ここ何年も同じようなパターンが続いているのだ」

「その一方で長く生き残っている選手たちがいる。ルーク・ショー(2014年から)、アントニー・マルシャル(2015)、ヴィクトル・リンデロフ(2017)、ディオゴ・ダロト(2018)、ハリー・マグワイア(2019)、アーロン・ワン・ビサカ(2019) は誰もクラブのレベルに達していないにもかかわらず、まだクラブに残っている」

昨夏にはチェルシーからMFメイソン・マウントも獲得したが、怪我続きで戦力になりきれていない。この流れを今度こそ止められるのか。的確な補強無くしてトップ4入りはあり得ない。

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