覚醒ヌニェスは止められない点取り屋に 早くも昨季超えの16ゴールに集まる称賛 「ワールドクラスの選手になりつつある」 

ELでも2ゴールの大暴れ photo/Getty Images

ELでも2ゴール

今シーズン、FWダルウィン・ヌニェスは覚醒しており、リヴァプールにとって欠かせないストライカーへと成長を遂げた。

昨シーズン、ベンフィカからやってきた点取り屋は公式戦42試合で15ゴール4アシストという結果を残したが、決定機を外すことも多く、批判を受けることも少なくなかった。シュート精度は今季もまだ改善が必要だという声もあるが、それ以上に同選手がピッチで残すパフォーマンスの素晴らしさが際立っている。

ELラウンド16・1stレグのスパルタ・プラハ戦でも2ゴールを挙げる活躍を見せたヌニェスは今シーズン、公式戦39試合で16ゴール11アシストを記録。すでに昨季のゴール数を更新し、アシスト数は大幅に更新している。スタジアムに駆けつけたリヴァプールサポーターのヌニェスへの声援からもわかるように、同選手がいかに愛されており、チームに欠かせない存在になったのかがわかる。
ジャーナリストのギエム・バラゲ氏は英『BBC』のポッドキャストにて、「人々は彼のフィニッシュのクオリティの欠如に注目したが、彼のメンタリティは無視され、それが彼をここまで導いたのだ。彼はベンフィカの選手ではない、ワールドクラスの選手になりつつある」と、ヌニェスのことを絶賛している。

今シーズンの初めにはウルグアイのメディアで、SNSから離れて、批判は気にせず、やるべきことに集中していると語っていたヌニェス。昨シーズンは批判と戦いながらサッカーをしていたヌニェスも今は、リヴァプールに集中している。

今シーズンのリヴァプールにとって、ヌニェスがピッチにいるかどうかは大きな意味を持ち、前節、劇的決勝弾を決めたようにチームに勝利をもたらす男となっている。プレミアリーグ、EL、FAカップという3つのタイトルを残すリヴァプール。クロップ最後のシーズンを最高の形で終えるためには覚醒したストライカーの活躍が欠かせない。


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