リヴァプール随一の万能選手に成長? 中盤起用のJ・ゴメスをクロップは称賛するも、ファンにはあるお願いを……

アンカーでプレイしたゴメス photo/Getty Images

FAカップ勝利に貢献

FAカップ5回戦でリヴァプールはサウサンプトンと対戦し、3-0の勝利を飾った。

カラバオカップ決勝の激闘もあり、MF遠藤航など数人の主力選手がベンチ外となった試合だが、またしても若手が躍動。前半終了間際にはFWルイス・クーマス(18)が先制ゴールを奪うと、後半にはFWジェイデン・ダンズ(18)が2ゴールを挙げる活躍を見せた。

若手が躍動した試合であったが、この試合アンカーを務めたジョー・ゴメスのプレイも素晴らしかった。本職ではないポジションだが、存在感を示したゴメスを指揮官のユルゲン・クロップも称賛しているが、同時にファンにゴメスに対し「シュート」と呼びかけるのをやめてほしいと英『Daily Mail』にて懇願した。
「(ゴメスの多才さについて)右SBでも全く同じだ。コナーもいないしトレントもいない、だからジョー頼むよ」と右サイドバックでもプレイするゴメスについて語った。

さらにクロップは「今、彼は6番でプレイしている。彼のプレイは本当にクレイジーだ。シュートについてみんなに聞いてもいいかな、面白いけど...。少年は放っておけばいい。いつか撃つ日が来るし、その瞬間を自分で見つけるだろう。もし彼が、観客がコールしたからといって40ヤードからシュートを打つようなことがあれば、私は本当に少し怒るだろう」とコメント。この試合でもファンがゴメスがボールを持った際にシュートを呼びかける声があり、シュートを放ったシーンに指揮官は反応した。

それでも最後には「しかし、なんという少年、なんという試合だったことか。まったくもって別格だ」とアンカーを務めたゴメスをクロップは称賛した。ゴメスはリヴァプールで209もの公式戦に出場しているが、まだゴールを記録していない。そのため、ファンもクロップ最後の年での初ゴールを願っている。

ゴールこそ、今シーズンも生まれていないが、ゴメスの貢献度はリヴァプールの大きな助けになっている。ディフェンスラインに怪我人を出しながらも、CBだけではなく、同選手が両SBをこなしたこともチームにとっては重要だった。さらにこの試合ではアンカーまで任されるようになったゴメス。怪我人続出の苦しいシーズンを送っているリヴァプールだが、随一の万能選手となったゴメスがチームを救う働きを見せている。

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