昨季のトラウマ? レヴァークーゼンMFジャカが慢心を警戒 「何かが失われてしまうと思う」

レヴァークーゼンのグラニト・ジャカ photo/Getty Images

首位キープも油断禁物?

23日(現地時間)、レヴァークーゼンはブンデスリーガ第23節でマインツと対戦し、2-1で勝利した。

ドイツサッカー史上の新記録となる公式戦33試合無敗を達成し、さらに2位バイエルン・ミュンヘンとの勝ち点差8もキープして首位を快走しているレヴァークーゼン。悲願のブンデスリーガ初優勝に向けて視界良好と言えるが、マインツ戦で先制ゴールをマークしたスイス代表MFグラニト・ジャカは現在の状況にむしろ危うさを感じているようだ。

ジャカは、「このクラブでの初ゴールを決められて、とても嬉しいよ。いつゴールを決めるんだとチームメイトやスタッフ達から相当プレッシャーをかけられていたからね」と試合後の現地メディアの取材に応じて自身のゴールを喜んだ。しかし、優勝について尋ねられると、「僕らは今首位に立っていて、この順位に留まるつもりだ」とコメントしたが、その一方で、「これからうちのチームの中で何かが失われてしまうだろうと僕は思っている。何故なら、2位と8ポイントもの差がついているという状況は普通ではないからだ。当たり前という感覚があるとすれば、それは間違いだ」とも語った。
2位との勝ち点差や周囲の声に影響されてチームが調子を崩してしまうことへの不安も口にしたジャカ。ドイツ紙『Bild』は、こうしたジャカの発言の背景にはアーセナルでの経験がトラウマとして残っているのではないかと分析している。

昨季のアーセナルは、シーズン終盤に差し掛かったプレミアリーグ第29節が終了した時点で2位マンチェスター・シティに勝ち点8差をつけて首位に立っていたが、その後首位の座から陥落し、シティに逆転優勝を許した。

レヴァークーゼンの次戦は、3月3日に予定されているブンデスリーガ第24節ケルン戦。隣町ケルンとのダービーマッチとなるが、前節までの勢いを持続して勝利を収め、ジャカの不安を払しょくすることができるのだろうか。

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