レヴァークーゼンのブンデスリーガ優勝は確定? 過去のデータが示す勝ち点差8の重み

試合後のレヴァークーゼンの選手達とシャビアロンソ監督 photo/Getty Images

無敗継続で首位を快走

17日(現地時間)、レヴァークーゼンはブンデスリーガ第22節ハイデンハイム戦に2-1で勝利した。翌18日にバイエルン・ミュンヘンが日本代表FW浅野拓磨の所属するボーフムに2-3で敗れたため、首位レヴァークーゼンと2位バイエルンとの勝ち点差は8ポイントに広がった。

この結果を受けて、ドイツ紙『Bild』は「シルバーコレクターが100%の王者に!」と題した記事を掲載。これまでブンデスリーガでは2位となったシーズンが5回あるものの優勝経験はなく、¨シルバーコレクター¨とも呼ばれているレヴァークーゼンが今季こそリーグタイトルを獲得すると予想している。

同紙が予想の根拠としているのは、ブンデスリーガにまつわる過去のデータ。同紙によれば、1963年のブンデスリーガ創設以来、第22節終了時点で2位との勝ち点差を8以上に広げた首位のチームが優勝を逃したことは一度もない。1971-72シーズンに途中まで2位だったバイエルンが終盤で首位シャルケを追い抜いて逆転優勝を飾っているが、この時の第22節終了時点での両者の勝ち点差は7。これが現在まで破られていないブンデスリーガ史上最大の逆転劇となっている。
過去のデータから見ると、レヴァークーゼンが優勝に向けて極めて優位な立場にあると言えるだろう。

ただし、レヴァークーゼンは今週末にマインツ、翌週はケルンという降格圏に沈むチームとの対戦を予定している。勝ち点を獲得するために守備を固めることが予想される彼らからきっちりと勝ち点3を獲得するのは簡単なことではない。さらに、4月20日にボルシア・ドルトムント、その翌週27日にシュツットガルトといった現在の上位チームとの対戦も残している。

このように、残り12試合の中でもレヴァークーゼンが勝ち点を取りこぼしそうな試合は幾つかあるわけだが、果たして彼らは今の勢いを維持してブンデスリーガ初優勝へ突き進むのだろうか。

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