首位でクリスマスを迎えるアーセナルは優勝できない? 今季こそ“壁”を乗り越えられるか

18試合を消化して首位に立つアーセナル photo/Getty Images

昨季も最後の最後で優勝を取りこぼす

アーセナルは悲願達成へ向けて、“壁”を乗り越えることができるのか。

23日に行われたプレミアリーグ第18節でリヴァプール(2位)と対戦し、敵地での首位攻防戦に挑んだアーセナル(首位)。試合は、開始4分にガブリエウ・マガリャンイスのゴールで幸先よく先制に成功したが、29分に同点に追いつかれてしまう。その後、一進一退の攻防を繰り広げる中で、両チームともにインテンシティの高い戦いを披露。最後まで互いに集中力を切らさず、1-1のドローで試合を終えた。

開始早々に先制点を奪えたことで、アーセナルにとってはもちろん、3ポイントを持ち帰ることができればベストだったかもしれない。ただ、5万7000人以上が詰めかけた敵地アンフィールド、しかも今後の行方を占う上での重要な首位攻防戦。貴重な1ポイントを手にしたと言えよう。そして、アーセナルはこの結果、第18節終了時点で12勝4分2敗と、勝ち点を「40」まで伸ばしている。2003-04シーズン以来、20年ぶりのリーグ制覇へ向けて、首位でクリスマスを迎えることとなったのだ。
ただ、この状況には不吉なデータも存在する。データサイト『opta』によると、最後の最後で優勝を取りこぼした昨季を含めて、アーセナルは過去に5度(1986-87、1989-90、2002-03、2007-08、2022-23)、首位でクリスマスを迎えたことがあるとのこと。しかし、いずれも最後まで走り抜けることはできず、優勝をを逃しているという。

今季も素晴らしい前半戦を過ごすアルテタ・アーセナル。昨季の反省を活かし、今季こそ栄光を手にしたいところだが、果たして。

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