“4740日ぶり”に決めたCLでの一撃 中国でもプレイしたアルナウトビッチはインテルの戦力となるか

インテルに加わったアルナウトビッチ photo/Getty Images

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バックアッパーFWとして期待がかかる

今季のインテルではラウタロ・マルティネスとマルクス・テュラムの2トップが好調を維持しているが、複数コンペティションを戦うためには層の厚さが欠かせない。

期待されるのは、今夏に再獲得したアレクシス・サンチェスとマルコ・アルナウトビッチだ。

ここまで2人は結果を残せていなかったが、11月29日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のベンフィカ戦では2人揃って得点を記録した。2人が後半戦からギアを上げてくれれば心強い。
特に興味深いのが34歳を迎えているアルナウトビッチだ。アルナウトビッチは2009-10シーズンの1シーズンをインテルで過ごした経歴の持ち主で、13年の時を経て戻ってきたことになる。

この13年のアルナウトビッチは複数のリーグを渡り歩いており、ドイツのブレーメン、イングランドのストーク・シティ、ウェストハム、2019年からは中国の上海ポートで2年を過ごし、2021-22シーズンより再びボローニャの選手としてセリエAへ戻ってきた。

そこで2シーズン連続二桁得点と結果を出し、今夏インテルが獲得に動いた。中国への移籍も経験した選手が再び5大リーグのトップクラブに戻ってくるケースは珍しいか。

ベンフィカ戦で決めたゴールは、アルナウトビッチにとってブレーメン時代の2010年12月に決めて以来となるCLでのゴールだった。実に4740日ぶりのゴールで、アルナウトビッチにとっては特別な一撃だったはずだ。

34歳を迎えた今もクオリティは高く評価されており、ここからインテルのバックアッパーFWとして結果を残していけるか注目される。

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