ラムズデールはプレッシャーに屈したのか 「ホームのファンがラジャの名前を歌っていた」「監督がなんと言おうと、彼は2番手」

ブレントフォード戦で先発したラムズデール photo/Getty Images

痛恨のミスを2度犯したラムズデール

プレミアリーグ13節、アーセナルはアウェイでブレントフォードを1-0と破った。この結果首位に立つことになったが、この試合で注目されたのは、久々に先発となったアーセナルGKアーロン・ラムズデールだ。昨季躍進の功労者が今季は出場機会を失っており、ダビド・ラジャに先発を譲る日々となっていたが、今節はラジャのレンタル元のクラブが相手だったため、規定により出場できなかったのだ。

正守護神奪回のチャンスとみられていたわけだが、ラムズデールは痛恨のミスを2度犯してしまう。13分、ビルドアップを試みようとしたところ判断が遅れ、ボールを奪われて大ピンチを招いた。また、37分にはスローイングをミスし、ボールを相手に渡してしまった。

デクラン・ライスらのカバーもあり、結果的にクリーンシートを達成したラムズデール。後半は安定を取り戻したように見えたものの、すっかり自信を失ったかのような不安定な前半のパフォーマンスには、ベンチ生活の悪影響が確実に出ていたと言っていいだろう。
元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンド氏は、やはりラムズデールは現状では2番手だと厳しい目で見ている。英『Daily Mail』がコメントを伝えた。

「試合前は彼が注目を集めていたが、緊張は高まっていたようだ。ホームのファンがラジャの名前を歌っていたので、彼は間違いなく動揺しただろう。彼はデクラン・ライスに感謝しなければいけない」

久々の先発となったラムズデールはプレッシャーに屈してしまったのだろうか。ミケル・アルテタ監督はラジャ加入当初にGKの併用をほのめかすような発言をしていたが、現状はラジャが1番手、ラムズデールは2番手という序列が明確にあるだけだ。

「監督が公になんと言おうと、彼はアーセナルのナンバー2GKだと思う」

アウェイスタンドを煽って平然とプレイするような心臓の強さがラムズデールの長所でもあったが、やはり実戦から離れていると長所を発揮するのも難しいのか。このまま序列を覆せなければ、イングランド代表選出も危うくなってしまう。

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