ウズベキスタンは“アジアの強国”となるのか イングランドまで撃破したU-17世代の成果

U-17W杯でベスト8に入ったウズベキスタン photo/Getty Images

U-20世代もアジア選手権を制している

インドネシアで開催されているU-17ワールドカップにて、ベスト16でU-17イングランド代表を撃破するサプライズを起こして話題を呼んだU-17ウズベキスタン代表。その挑戦は、ベスト8でU-17フランス代表に0-1で敗れて幕を閉じた。

フランスとの一戦はシュートを29本も打たれる苦しい展開となったが、イングランドを撃破してのベスト8入りは確かな自信となったのではないか。スペイン『MARCA』もU-17ウズベキスタン代表の頑張りを称えており、いつの日かA代表の成果に繋がっていくのではないかと注目している。

2022年までウズベキスタン国内リーグのスルホン・テルメズの指揮を執っていたアンヘル・ロペスも、ウズベキスタンが明確なテーマを持って若手育成に取り組んでいると語る。
「彼らはどのカテゴリーでもレベルアップしている。私はウズベキスタンのことを知っているが、彼らはポゼッションをベースとしたフットボールにこだわっている。彼らはゲームの主人公になりたがっていて、後ろからボールを​​組み立てようとしているんだ」

今回のU-17ワールドカップではすべてのゲームで相手にポゼッション率で敗れているが、相手がスペインやイングランド、フランスとなれば仕方のないところはある。U-20カテゴリーのウズベキスタン代表は今年3月に自国で行われたU-20アジア選手権で初優勝を飾っており、結果を出しているのはU-17チームだけではない。

まだA代表の大きな成果には繋がっていないものの、アジアでも油断できない相手の1つと言っていい。今回のU-17ワールドカップではFWアミールベク・サイドフが4ゴールを挙げるなど、興味深い人材もいる。この世代が順調に育てば、アジアでも厄介な相手となってくるかもしれない。

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