アーセナルGKラムズデールの定位置奪回は困難か? クリーンシートの勝利もチーム最低点

ブレントフォード戦に出場したGKラムズデール photo/Getty Images

絶好のアピールチャンスだったが……

プレミアリーグ第13節、アーセナルはアウェイでブレントフォードと対戦。

今シーズン、レンタルで加入したGKダビド・ラジャが現状ではアーセナルのファーストチョイスとなっているが、保有元であるブレントフォードとの試合には出場できない。そのため“2番手”のGKアーロン・ラムズデールに定位置奪回に向けてアピールのチャンスが回ってきた。リーグ戦の出場は第4節のマンチェスター・ユナイテッド戦以来だ。

しかし、ラムズデールにとって絶好のアピールの機会であったはずの試合で、大きなミスを犯してしまった。
非難の的となっているのは13分、ゴールキックからのリスタートの場面だ。DFガブリエウ・マガリャンイスからパスを受けたラムズデールがパスの出しどころを探していると、ブレントフォードMFヨアネ・ビッセからプレッシャーをかけられる。足元でもたついたラムズデールはそのままビッセにボールを奪われてしまう。ビッセからパスを受けたFWブライアン・エンベウモが決定機となるが、カバーに入ったアーセナルMFデクラン・ライスがゴール寸前のところでシュートブロック。絶体絶命のピンチをなんとか防いだ。

さらに37分、ラムズデールのスローが手前で大きくバウンドしてブレントフォードの選手にボールが渡ってしまい、あわやという場面もあった。

試合は、終了間際に途中出場のMFカイ・ハフェルツがゴールを決めて1-0でアーセナルが勝利を収めている。英メディア「football.london」はクリーンシートで勝利を収めたにもかかわらず、ラムズデールにはチーム最低点の「4」と厳しい評価を下した。

「十分なプレイではなかった。後方からのミス、そしてグラウンドへの放り出し(スローのミス)が失点につながらなかったのは幸運だった。悪いプレイばかりではなく、良い配給の場面もあった。しかし、ラムズデールは自信を失ったキーパーに見える」

昨シーズン、アーセナル躍進の立役者となったラムズデールは試練のときを迎えている。

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